業務で使用しているiMacが起動しなくなった。中には重要なデータ。Macは高いからできれば使えるようになれば嬉しい。直るか直らないかは置いといて、とにかくデータ最優先でお願い!
というご依頼。
開店と同時にお持ちいただくほどなので、さぞお急ぎのことだったでしょうが、データ最優先ということなので、急ぎながらも時間はじっくりかけさせてもらいます。じゃないとその大事な大事なデータすら戻ってきませんからね。
お預かりしたのはiMac A1224。2007年Macですが多少バージョンが古いAdobeソフトなら十分動く性能です。2万3万で直るならたしかに経費節減ですよね。
iMacのハードディスクを取り出す
分解方法はいくらでも検索でひっかかると思いますので、ポイントだけ書いていきまーす。
まずはマックさんを寝かせて
100均で売ってる吸盤2つでガラス面を取っ払います。
他のサイトでは液晶パネルも外しているところが多いですが、私の場合は全部外したくなかったのでこんな感じに斜めで固定。
ハードディスクを取りたいだけですからね。
裏はどうなってんだ!?というと、これまた100均のなんちゃってブロックで支えてるだけ。
どのパソコン修理屋も100均アイテムが満載ですよきっと。
ハードディスク診断
Macのハードディスクには必ずリンゴマークがあるんでしょうか。今のところハズレなしです。
こいつを調べると、明らかに重症。ダメージでかすぎて読み込み初期で止まってしまうのがよくわかります。レインボーさんも納得。
データ復旧もこれはちょっと費用的に見合いそうにないかなぁ~なんて思っていましたが、先頭がダメなら後ろからならいけるんじゃね?とひらめき、久しぶりにMASAMUNEクローンさんを使用。すると、あれよあれよと95%以上までデータを取得しちゃうじゃあーりませんか。嬉しい誤算(笑)
OSX10.5再インストール
その間にハードディスク交換したiMacにLeopardをインストールしていきます。Leopardですからね、ネットワークリカバリ非対応なのでディスクインストールです。
あーそうだ、これ重要かも。古めのMacもAFTハードディスクは避けたほうがいいんじゃないかと。個人的興味で先にAFTハードディスクにLeopardをインストールしてみましたが、全体的なアクセス速度にもたつきを感じました。
でも本当のところはわかりません。AFT問題。わからないだけに、AFTハードディスク登場前のモデルには、AFTじゃないハードディスクを使って出来る限り不具合からおさらばしたいというのが本音かもしれないですね。Windowsみたいに対応OSの一覧表でもあればいいんだけどなぁ。
Macのデータ復旧
iMac修理から遅れること3日。じっくり時間をかけて取り出せたデータは、これまでの成果物のほぼほぼ。おそらく9割はあったんじゃないでしょうか。
この22GBに追加分5GBで計27GB。
助かりましたの一言ですべてが救われますよね。やっぱりデータ復旧はやりがいあるよ。うん。
ご利用ありがとうございました。