パソコンの電源を入れても黒い画面のまま先に進まない。何時間待っても変わらない。ハードディスク故障だと思うんだけど、また動くようにしてもらいたいし、中のデータも消えてほしくない。
という、よくばりさんなご依頼。
修理屋からしたら、そう都合よくいかないよーって気にもなりますが、持ち主からするとデータも使い勝手も変わらないで直るなら直してほしいに決まってんだろスットコドッコイ、というのが正直なところですよね。
意識の違いはあれど、目指すところは同じだと信じて修理に勤しむ毎日です。
さて、県外から届きましたのはLenovoのB590。レノボのこの機種、ほーんと修理依頼が多いんだよなぁ。G580もG570も。
症状確認
電源を入れて状況確認!指さし確認!がパソコン修理屋にとっては大事なことではありますが、もうハードディスクが悪いってお客様が言ってるんだし、あそこまで断言したところを見ると、きっとよその修理屋さんに見積りとったんだろうしってことで、作業前の症状確認は省きます。当店は基本、ハードディスク故障の場合は動作確認しない主義です。
じゃあ下の写真はなんなんだー!って話ですけど、これは修理完了後にあえてパチャった2枚ってことで。
10のマークが出てしばらくグルグルしたあと、画面は黒いままずーっと変化なし。
ハードディスク壊れてんだから、待てば待つほどさらに壊れていくんです。罠ですな。
ちなみに取り出したハードディスクをデータ修復しようとした結果は
あえなく撃沈。。。
セクタ修復が始まったと思いきや、鬼のように不良セクタ数値が増加していきこの画面です。
ハードディスク交換修理は2択
今回のようにハードディスクが超重症だった場合、新しいハードディスクを取り付けたあとリカバリ作業でパソコンを購入時の状態に戻します。
戻ったあとは故障ハードディスクから復活させたデスクトップのデータだとか、ドキュメント、ピクチャなどのデータを元の場所に戻していくという流れ。
使っていたソフトだとかプリンタ設定ネットワーク設定は、再度やり直さないといけないんだけど、データだけはなんとか戻ってきますよーってのが、まずはひとつ目のパターン。
ふたつ目は、何も変わらずお返しできるパターン。夢のような修理結果なんすけどねー・・・ハードディスク故障の場合はそんな確率高くありません。でも、常にここを目指して修理してるんすよ。。。超時間使ってるんすよ。。。分かってくださいよ。。。
・・・今回は不可能でしたが。。。チーン。
ご利用ありがとうございました。