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LIFEBOOK AH32/M FMVA32MBP2 青い丸がずっとグルグルしたまま何もできない ハードディスク交換修理

子供が使用中、フリーズに腹を立てキーボードを滅茶滅茶に叩き、何度も画面を閉じては開きを繰り返し、キーボードをガチャガチャした後から故障しました。Windows8で立ち上がりはするものの、何らかのファイルにアクセスしようとすると、青い丸がグルグルしたまま何もできません。タスクマネージャーは起動できますが、使用中のものはない、と出ます。そして、その後は電源を切ることができず、ボタン長押しの強制終了で電源を切ります。富士通ハードウェア診断ツールでは、Cドライブでエラーコード2107がでます。データを出来る限り残して、修理したいのですが可能でしょうか?

というお問い合わせをいただきました。
今回はお客様から頂戴したメールからほぼ抜粋。手抜きではありません(笑)このほうが伝わりやすいと思ったからです!

その後メールを数回やりとりさせてもらい、後日届いたものがこちら。

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富士通のLIFEBOOKシリーズAH32/Mです。

電源は入って使えるものの動作がものすごく遅い

その原因はズバリ、ハードディスク。
言い切るのって勇気がいるんですけどね、この場合は言いきっちゃっていいでしょ。大体はハードディスクなんですよ、諸悪の根源は。ハードディスク性悪説。孟子よりも荀子です。私は荀彧が好きなんだー!王佐の才!!

状態はもちろんこの有様

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不良セクタっていうのが増えたら、ハードディスクが好青年から不良少年になっちゃうわけです。

この状態から、お客様の「データを出来る限り残して修理してほしい」を叶えるべくデータ復旧+ハードディスク交換を実施。

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新しいほうのハードディスクをセットして電源を入れるとメーカーロゴ

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そしてすんなり画面が切り替わって

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起動もスムーズにいつものWindows8の画面登場

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パスワードを打ち込むといつものデスクトップ画面になりますが・・・

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動きがどうもぎこちない。

マウスにくっついてた青いグルグルは出なくなったんですけどね、Windows自体が少しポンコツになってんでしょうね。

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まあここまでくればあとは修復でおしまいや!
と軽く考えていたのですが、これがまたそうはイカの金玉で。。。いつものシステム修復がうまくいかず、考えられる他の手段も尽くした挙句の白旗ふりふり。

ここでお客様に修理結果予定と見積りについてご連絡。

システム修復を諦めリカバリ作業へ

お客様がリカバリディスクを作っていないことを心配されていましたが、当店ならリカバリディスクがなくてもなんとかなっちゃいます。もちろん、リカバリディスク代1万円!みたいなものも不要で。これかなりデカイっしょ。

元のハードディスクから抽出済みのリカバリデータを使用してトラブル解決ナビの起動

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購入時の状態に戻すを選択し、待つこと1時間でリカバリ完了

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リカバリ後は避けておいたデータを元の場所に戻してやり

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データだけは元通りに。

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使っていたソフトやプリンタなどの設定は消えてしまっていますけどね。これは致し方ないところです。

今回はお子様がパソコンをバンバンしちゃったから壊れたんだ、と思われがちですが実はそうじゃなくって、元々壊れていて動きが超悪いところにお子様の元気な動きが重なってしまった、ということでしょうね。考え方によっちゃ、お子様の元気な行動がデータを救ってくれた、とも言えなくもないです。というのも、あのまま動きが悪いまま使い続けていたら、ある日突然Windowsが起動しなくなりますから。そういう状態になると、データの救出は今回よりもずっと確率が下がっていたはずです。不幸中の幸いどころか、ラッキーボーイなのかも(笑)

ご利用ありがとうございました。