電源を入れてもいつものデスクトップ画面にならない。システムなしの表示。中にはバックアップできていないデータがある。診てもらえないだろうか。
というお問い合わせ。
メールいただいてから翌日にはお持ちくださいました。流れ小気味よし。
お預かりしたのはまだSONYだった頃のVAIOブランド、SVE15135CJBです。
ハードディスクに死の宣告
もうこの時点でハードディスク確定なんですけども、一応ね、念のための症状確認。
電源を入れてしばらくすると・・・
しばらくしても・・・
起動してくれない。。。
ハードディスクが壊れてますからね。当たり前です。
10分くらい経ってようやく表示されたメッセージは
Operating System Not Found
症状はお客様のおっしゃるとおり、意訳すると「システムなし」
お客様の希望は中身そのままで直してほしいとのことでしたが・・・こりゃ、そのままどころか単純なデータ救出すら難しいかもしれん。。。
死亡ハードディスク復活編
ただ、初っ端から諦めて修理なんかはしませんからね。目指すところはベストです。まずは診断、復活できるかどうか診断、イチにもニにも診断から。
取り出した死亡ハードディスクは・・・
おぉっ!?
Operating System Not Foundのくせに認識もしてくれて、しかも不良セクタも気持ちそこまで多くない。
これならなんとかなりそうなので、ソッコーデータ復旧作業に取り掛かります。
2日後。
うまく復旧できたであろうニューハードディスクと入れ換えて
緊張のスイッチオン
10分掛かっていたグルグルマークも10秒ほどで終わり
待ってましたいつもの画面!
そしてこれまでどおりのログイン画面!
復旧データ復旧システム復旧Windowsですから、そのままではうまく動かない可能性ありなので、ここからさらにシステム修復を実施してやります。
これがうまくいけば、ハードディスクが故障して交換となったとしても、修理前と同じ使い勝手、使っていたソフトもそのまま大事なデータもそのまんまという、夢のような修理が実現できちゃうわけです。
お客様も大喜び。そして私もしてやったりの嬉し顔。
ご利用ありがとうございました。