パソコンの動作がとにかく遅い。買ったところに持っていって、データだけでも取り出してもらおうとしたんだけど、それもうまくいかなかった。なんとかならないだろうか?
というお問い合わせ。
なんとかなるかどうかは診てみないとね!電話だけじゃわからんちんなのです!!とお決まりのお返事をすると、じゃー持って行く!とお客様。北広島町からだけど!とお客様。
・・・え?ちょっと待って(笑)
北広島町のような遠方なら宅配便で送ってもらったほうがいいと思うんですけど・・・持ってきてもらっても預かるだけなんすけど・・・と、じんわり来ないほうがよくないっすかオーラを出してはみましたが、逸る気持ちのお客様にはまったく効かず。。。
というわけで、はるばる芸北地区からお持ちいただきました、富士通のLIFEBOOKシリーズAH56/Cです。
家電屋は売る専門
お預かりしたパソコンは動作確認なんかすっ飛ばして、ソッコーハードディスクの修復を行います。それをせず、ハードディスクを引っ張り出して別のパソコンにデータを移そうとしても、途中で止まるだけで、ハードディスクをさらに壊してしまうことになります。そして、しまいには「これはもうダメです。データは諦めてください、直りません。買い替えませんか?」と寝ぼけたことを抜かすようになってしまいます。
そう!そこの家電屋さん、あなたのことですよ!
だから、家電屋さんに持って行ってあーだこーだと言われても、話半分、あまり信じないほうがいいと思います。というか、データが大事なら家電屋さんに持ち込んだらダメです。自分の手に負えないからって勝手に直らないと決めつけ、新しいのを買わせようとしますから。困ってる人のことを本当に親身に考えてるなら、近所の修理屋探してあげなさいよ、パソコンは欲しい人にだけ売ってなさいよ、と言いたい。
ふぅ~。。。
今回はかなり危ういところでしたからね、家電屋さんにちょびっとご立腹なのです。
データそのままハードディスク交換
さて、そこそこ真っ当な修理をやっている当店では、ハードディスクの修復から実施していき
修復がうまくいけば、お次はデータをまるごとクローンします。
修復とクローンが最重要で、やってることはほぼデータ復旧ですね。データが大事だからと言って、これをデータ復旧専門店に持ち込むとおそらく最低5万円からで、戻ってくるのはデータだけ。それがパソコン坊主なら、パソコンも使えるようになって、データもそのまんまで
3万円台。
すごいよね!パソコン坊主。自画自賛(笑)
あとはちゃんとWindowsが使えるかどうかの動作確認ですが、いきなり画面右下に海賊版メッセージ。そういやお客様が言ってましたね、パソコンが遅くなりすぎてから画面右下に違法です偽物ですみたいなのがでるようになった、と。
あのハードディスクのダメージっぷりですからね。Windowsがぶっ壊れたせいで正規品と認識されなくなったんでしょう。
パソコン裏面のプロダクトキーを打ち込んでやると
認証OK。
あとはひたすらWindowUpdateとシステム修復を繰り返して、なんとか使える状態まで持ってきたのがこちら。
お客様の大事な大事な写真と動画も、ぎっしり詰まったままで修理完了。
なんでこんなに動きが速いの!?写真もアプリもそのまんまだし!家電屋の人はデータも無理って言ってたのに!!
パソコン坊主なら大丈夫なんです。
ご利用ありがとうございました。