大した内容ではないんですけどね。先入観は良くないねっていう教訓のようなご依頼だったので記事にしてみます。譲ってもらったパソコンが起動しないんだ、というご相談。少しパソコンに明るいお客様がおっしゃるには、SSDがダメなんじゃないかとのこと。うーん、たしかにハードディスク(以下HDD)かSSDかもしれませんねぇ。まあ電源入るんだからどうにでもなるでしょ。
お預かりしたのはかっるーいレッツノート。しかもギリWindows11になるやつで、まだまだ未来の明るい現役世代。良いものを譲ってもらいましたねぇ。うらやましい。
その質感とは裏腹にACアダプタの出力はなかなかごっつい85W。レッツノートはたまにしか見ないので数値が新鮮ですね。16V=5.3Aとか。全然見慣れない。なんとなくXP時代の東芝を思い出します。
とりあえずスイッチを入れてレッツノート。
フツーについた。
Checking Media Presence……
すでに何やらあやしい。
上の画面を一瞬挟んだと思った次の瞬間、
BIOS画面に到着。この間10秒もない感じ。でもって、ハードディスク(SSD)の項目には256GBのSSDらしきものがちゃんと認識されている。ふ~ん。
でも起動しないんすよねぇ。
SSDもメモリ同様接触不良みたいなことをたまに起こすんで、もしかしたらソレかもってことでバラシてみます。
基本の裏面から。見えるネジは全部外してあげましょう。
それだけでパカッと御開帳。やりますなパナソニック。昔のレッツノートが嘘のようです。ちゃんと現代版にアップデートされてる。ちょっと好きになったかも。
ホコリがびっしり。しかもねっとり。これはワンチャンあるかも!?と思いキレイキレイにして差し直してみると、
チーン。そうですか。違いますか。じゃあ正攻法でSSDを取り換えてみるも、
メーカーロゴ画面からBIOS画面に至るまでの経過が交換前とまったく一緒。つーことはですよ、まさか・・・そんな・・・ねぇ。
譲られたパソコンは中をまっさらにされちゃったものでした。というわけで、お預かり時の状態に戻してWindows11をインストールしておしまい。分かってしまえば30分で終わってしまう、なんともあっけないご依頼だったというわけです。
結局は私がお客様のSSD犯行説に影響されすぎて、最初に元SSDの中を確認しておかなかったのが敗因でした。無念。
実は修理屋あるある?