パソコンがちゃんと起動しないときがあるから診てくれないか、というご相談。古いパソコンで中身はさらに古いんですが、業務用だからという魔法の言葉で修理はゼッタイとなるわけです。もうこのパソコンでしか動かないんだ!を説得できる修理屋は居ません、たぶん。
お預かりしたのはコンパック時代のHP製デスクトップ。Vistaシールが貼ってありましたが、中身はダウングレードのXPです。貫禄ありますよね、やっぱ。オレがダメになったら仕事回んないだぞ感がすごい。
古いデスクトップ、正常に起動しない、でも起動するときもある、と聞いて真っ先に見に行くところといえば・・・
私の場合電源ユニット。
遠目からだとなんとなく問題なさそう。でもぐっと寄ってみるとなにやらあやしい。
上の写真みて、なんか汚いなーってとこ。破裂してヤバイ液が出てんですよね。
そこを直に交換してやるか、もしくは電源ユニットを丸ごと交換してやるかのどちらかですが、今回は半田ごてを振り回したい欲求が爆発していたので、コンデンサをいっぱい交換していくことに。中古の電源ユニットを調達して交換するのも、コンデンサを直換えするのも、費用的にはトントンですからね。
手持ちにドンピシャのがなかったのが玉に瑕でしたが、致し方ありません。容量が上がるんだから良しとしましょうよ。
やりたくてやると仕事が早い気がする。あっちゅーまに5本を交換。
仕上がりも上々ですよ。お久しブリーフの半田ごて作業にも関わらず。
狂ったり狂わなかったりのBIOS設定が、しっかり保持されるようになりました。これも電源ユニットが正常に戻ったおかげ。たぶん。
何度もXPの起動画面を繰り返して納得のフィニッシュ。手ごたえありのご依頼でした。ありがとうございました。