やっぱり調子がおかしいので診てほしい、というご相談。前に見てますからね、大体の目星はついてます。本来なら修理するほどのパソコンではありませんが、中に移行できない業務用アプリが入ってるということで、やむなく修理です。修理屋らしい依頼ですね。やりがいがあります。
状況確認
まずはACアダプタから。型番はADP-150NB A。きっと前は写真を撮ってなかったはず。と思って過去の記事を調べたら記事にすらしていませんでした。そうだったのね。。。
これは特殊形状のアダプタですから、忘れちゃうと大変なんです。
さて、以前はWindowsが起動しないということで、Windowsの修復でやりすごいしたこのパソコン。たしか1年前くらい?そのときにコンデンサの液漏れを確認していましたが、短時間の使用ならそこまで影響はないだろうと思い、そこには手を付けずお返ししたわけです。費用的なものもありましたしね。
それにですよ、とりあえず使えるようにしておけば、あとは動いてるうちに必要なものを新しいパソコンに移行させてもらえばいいとも考えたわけです。まあ、動くようにさえしておけば、あとはいかようにもできるだろうと。
そしていよいよ動きが不安定になったところで、必要な業務データが移行できないと判明。このパソコンでもうしばらくは乗り切らないといけなくなったわけです。うん、しゃあない。
ちょいと分解
顛末はほどほどに、バラしていきましょう。といっても簡単なのでポイントだけ。ズバリここです。
モニターケーブル固定用のネジまで外してやらないと、メイン基板が引っ張り出せません。それ以外は、よくよく観察しながら見えるネジをやっつけていくだけ。
たまにお電話で「ここはどうやったら分解できますか?」と訊かれるのですが、私からの回答は必ず「さあ?どうでしょうねぇ」です。嫌がらせとかじゃないですよ。本当に分からない。2日前くらいなら覚えていますが、それよりも過去になると覚えてないんです。それに言葉だけであそこがここがと説明されるでしょ?さすがの天才坊主にもどうすることもできやしない。。。
コンデンサ交換
マザーボードだけにすると不良箇所がよく分かりますね。
周りに比べてひときわ大きいコンデンサ。これを新しいものに交換します。
まったく同じ規格のコンデンサがないので、今回は代替品。といってもこれで十分でしょう。6.3V→10Vにアップ。
動作確認
元も戻して、あとは電源入れっぱで様子をみます。
うん、異常なし。異状なし。どっちが正解?
ご利用ありがとうございました。