パソコンが起動しなくなった。中のデータだけでも取り出せないか
というご依頼でご訪問。
もともと時間が掛かる作業だと考えていたので、出張サポートではなく引き取るためにお伺いしたという経緯だったのですが、念のため症状をみておきましょうということでスイッチオン。
すると、VAIOロゴのあとスタートアップ修復の画面。てっきり電源が入らない状態なのかと思っていたのでこれは嬉しい誤算。これなら、VAIO自体まだ使えるかもしれませんよ、とお伝えするとお客様もテンションUP。
もっと言うと、壊れる前の状態にまんま戻るかもしれません、と言ってあまりハードルを上げすぎるのも私自身のためによくないので、そのへんは運がよければなんとかなるかもしれませんとお伝えし一旦お預かり。
そして持ち帰ったのがこちら。
SONY VAIO VGC-LN71JGB。Vistaマシンですが64Bit Vistaの上にメモリも4GB。CPUもまだまだ現役。たしか購入時のお値段も15万円以上でしょうから、これはまだ使ってあげないと損ってもんです。
さて、まずはデータ第一ということでハードディスクを取り外しましょう。恒例の分解手順の流れです。それにしても、ここ最近ほんと一体型しか分解してないですね。。。
パッと見、ネジがなくって戸惑ってしまいますがこれは背面カバーのせい。まずはカパっと乗っかってるだけのカバーを取ってしまいます。
するとこんな感じ。あとはひたすらネジを外していきます。
台座のあとに本体カバー。
ツメで止まっているので、割ってしまわないように丁寧に開いていきましょう。
あとはハードディスクを取り外してバックアップ。
しかしハードディスク自体に不良箇所が・・・!
う~ん・・・こりゃハードル上げすぎたかな。。。
最悪リカバリ領域もダメになってて、部品代・リカバリメディア代・作業料がかさんでお見積もりが上がってしまうかもしれないおそれ。
青くなります。
とにかくこの壊れたハードディスクからデータを抜かないことには始まらないので、新品HDDにデータクローン。この新品HDDを起動チェック用に使いたいので、さらに念のためもい1台のHDDにデータクローン。これで抜かりなし。
セットしてスイッチオン。
起動改善であれをしようこれをしようと考えていたのに、なんともあっさりVista正常起動。本当に拍子抜け。ハードディスク不良からのデータ移行なので、念入りに動作確認を行いますが、異常は見当たらず。
ご利用ありがとうございました。