電源は入るけどパソコンが使えないんだよ!再起動ばっかだよ!直るなら新しいの買うより直して使いたいんだよ!
というわけでお持ちいただきました、一体型VAIOのVGC-LT71DB。重いものをありがとうございます。
起動しない原因の半分以上はハードディスクが原因(当店調べ)
きっとハードディスクなんだろうなぁということで、お客様には大事なデータの有無、その他ご要望をできるだけ聞いておきます。仕事で使いたいからOffice系もいる、と。リカバリディスク、同梱のOfficeディスクがないのに、またそんな無理難題をおっしゃる。。。(笑)
でも当店ならそのへんできる限りがんばっちゃうんだよなぁやっぱ。ガッカリさせたくないから。
今回は修理の流れを結構細かく書いちゃいましょっか。なんとなく書きたい気分だから。手の動きが滑らかだから。
電源はあまり入れずハードディスク一直線
こういうハードディスクが原因かもしれない場合は極力パソコンの電源は入れません。ハードディスク一直線、パーティー一直線です。アンドリューW.Kのようにノリノリで分解しちゃいましょう。
目の前に見えるネジ全部やっつけると御開帳や!
この写真もうCPUファン取っ払ってますね。。。まあ順序良く撮影してるわけじゃないっつーことで(笑)
一体型PCはクリーニングが修理のメインディッシュ
ここからはハードディスクさんのことは一旦忘れて、一体型PCの騒音と故障の元、CPUファンのクリーニングやっちゃいまーす。
やっぱり見たくなかったこの部分。隙間がないから熱の逃げ場がなくなって内部が高温になるんですねぇ。それをさらにファンが頑張って熱を下げようとするから、唸りに唸って音もうるさくなると。
じゃんじゃん分解していき、ファンもバラバラに。
放熱フィンは水洗いすればスッキリ簡単、ここまでキレイになる。
ファンの軸には潤滑用グリスを仕込んで、最後は見違えるように。
今日からゆっくり回っていいんだよ。
故障ハードディスクを複製しリカバリ領域とプロダクトキーの取得
壊れかけのハードディスクからなんとか複製を作成すると、そこから一時的に起動させるためにシステム修復をかけます。
うまくいけばこのとおりログイン画面のおでまし。
しかし、不良セクタが思いのほか多かったせいかWindowsの動きはあまりよくなし。ただ不幸中の幸いで、リカバリ領域は無傷っぽい。そしてOffice2007のプロダクトキーもゲッチュー!
これはイケるんじゃね!?
仕上げはもちろんデータ移行まで
動きのいまいちなWindows上で、そのままVAIOのリカバリプログラムを起動させ初期化してやると、最後まで見事完走。オッケー!・・・でも写真なし!なんでやねん!
あとはOffice入れーの、Liveメール入れーの、その他使いそうなソフト入れーので・・・でも写真なし!なんでやねん!
最後だけはね、きっちりデータ移行の写真で締めさせてもらいまっさ。
オッケー!