VIAO VPCEB49FJ 動きが遅すぎる SSD化とメモリ交換

以前から電話でやりとりをさせてもらっていたお客様。バッテリーは無理ですよと正直にお話していたのが好感を持っていただけたようで。でも結局ネットで互換バッテリーを買ってすぐにダメになったとのこと。だから言わんこっちゃない。あ、うっかり発言は気を付けなきゃいけなかった。あんまりストレートな物言いは最近慎んでいるのです。他人のふり見て我がふり直せってことで。素直とざっくばらんと遠慮がないって微妙に違うと気付きました。サービス業って本当に難しいです。

前置きが脱線しまくってますが。相談内容は、バッテリーはもういいからパソコンが超遅いのをなんとかしてほしい、ということです。Windows7でもう15年近く前になるパソコン。正直もう変え替えたほうが…とすぐに口をついて出そうになりましたが、ここがサービス業の難しさ。延命してまで使いたい理由をお客様にじっくりお伺いします。偉いね、自分。よく我慢したと思いつつ、お金を掛けてまで使い続けたい理由になんとなく納得。VAIOブランドをこよなく愛する方のようで。それならお金を掛ける価値がありそうです。と私もやる気スイッチが入りました。

VAIO VPCEB49FJのACアダプタ

ACアダプタの型番はVGP-AC19V11で、出力は19.5V=4.7Aの90W。これも実は買い替えられちゃったものだそうです。だから型番が付属のものかどうかは不明。

VPCEB49FJのHDDからクローンコピー中

ハードディスクを取り出してとりあえずSSDに。てっきりハードディスクが遅すぎるだけかと思いましたが、実はハードディスクが壊れかけだったというオチ。まあどっちみちSSDにはしなきゃダメなんですがね。敢えてのTeam製です。

VAIO VPCEB49FJのハードディスク交換

出来上がったらハードディスクとSSDを入れ換え。ついでにメモリを2GB2枚から4GB2枚へ。元が2Rx8のPC3-10600Sだったのをあまり深く考えず1Rx8のPC3-12800Sにしたんですけども、これがダメでした。起動を繰り返す無限エラーが勃発。

でもここは落ち着いてね。SSDとメモリを交換したんだから、順当にいくとここはメモリだろうと判断し、チップが2列になったものと交換します。本当は12800Sが良かったけど。体感できるわけじゃないんだけど。なんとなく。気持ち的に。修理屋あるある。

VAIO VPCEB49FJのメモリ交換

元メモリと同規格にしてあげてちゃんと起動。やっぱり2010年前後はシビアなものが残ってるんですねえ。

作業完了後のVAIO VPCEB49FJ

仕上がったパソコンに大満足されたのは当然の結果でしょうが、だからといって今後もさらに高みを目指して、というのも違うんじゃないかなと思うわけで。何事にも潮時というのがあるように、愛着あるパソコンにも『そのとき』が来るものです。これで使えるところまで行ってもらって、ダメになったときは次を考えるのも仕方のないことですよ、とやんわりお伝えして終了。私の物言いも少しは向上したなあ。

やっぱりバッテリーはどうにもならんかいの?とお客様。そこは諦めてちょーよ!