Lenovo V330-15IKB 動きが遅すぎる SSD化とメモリ追加

in

中古でそんなに古くないパソコンを買ったのに動きが遅い、なんとかならないかというご相談。実はこちらのお客様、以前当店で中古パソコンを購入いただいているんです。文書作成(ワードエクセル絶対)だけでネットはつながないから最安で頼む、というご要望でWindows7パソコンをご用意しました。そのパソコンのほうが快適ってどうなっとんや!と不満爆発のお客様ですが、文句を言う相手を間違ってますよ。私が用意したパソコンはご要望ぴったりで絶好調でしょ?褒めてくださいよって話です。

まあ愚痴を言いたくなるのもわかります。だからなんで安いだけで飛びつくかなぁって話に戻るわけで。安さは正義っていう価値観も分かりますが、安物買いの銭失いっていう言葉もまたこれ真実で古い先人たちの言葉ですよ。昔から言われてることってある意味定番中の定番なわけで。バカにはできません。

はぁ~。ひとしきり思うところを吐き出したところで、行きましょっか。お預かりしたのは2018年製のLenovoノート。ぎりWindows11にならないモデル。安くなる要素そのイチですね。

Lenovo V330-15IKBのACアダプタ

ACアダプタの型番はADLX45NCC3A、出力は20V=2.25Aで45W。いつものLenovoタイプですね。NECタイプとでも言いますか。

Lenovo V330-15IKBの中古販売時の構成表

お客様がパソコンと一緒に持っていらしたスペック表。きっとウチに来られる前に販売店に電話したんでしょう。電話番号が2つ走り書きしてありました。そのうちのひとつが私の番号。買う前に聞いてくれたらなぁと。遠慮せんでええですのに。

スペック表にはSSD容量とかふざけたこと書いていますが、SSDならウチに相談することなんかないわけで。ほんま頼むでアプライドさん。

クローン作成中のLenovo V330-15IKB

さくっとハードディスクからSSDにコピー(クローン)します。もうお金は掛けたくないそうなので、容量は半分に。いつもならクルーシャル製しか使いませんが、今回は10歩譲ってシリコンパワー製に。もうなにもかもがこの中古パソコンのせいですね。

そしてエクセルワード。入ってたのはなんちゃってのほうでしたけど。キングソフトのね。それをちゃんとしたエクセルワードにしたいとお客様。もうね、やんわりとスルーですよ。もうこのパソコンにお金を掛けるのはまったくお勧めできないですよ、と。だから買う前に聞けっつーの!えぇええい!!はらたつのり!とまでは言っていませんけども、そんなニュアンスのことをやんわりと言ってしまったような気がするなぁ。反省。

Lenovo V330-15IKBの分解風景

クローン後はバラしてハードディスクをSSDに入れ換えます。分解のポイントは特になし。裏面のネジを全部取ってしまえば普通にパカっといけるタイプです。修理屋が好きなやつと言っていいでしょう。

Lenovo V330-15IKBのハードディスク付近

ハードディスクを交換するときはフラットケーブルに気を付けるだけですね。

あとはメモリ4GBじゃツラいでしょうからメモリを1枚足して2枚かなーなんて思っていたら、メモリスロットが空っぽでした。

Lenovo V330-15IKBのメモリ付近

ここでちゃんとLenovo公式で仕様表を確認。たしかにオンボードと書いてある。

Lenovo V330-15IKBに4GBメモリ増設

オンボードって正直なとこあんま好きじゃないのですよ。規格合ってんの?と思うことがたまにあるんで。今回も仕様表にはどっちつかずの記載があって惑わされました。どっちでもええよっていうのがイヤなんすよね。自分ではよく「どっちでもええよ」って言うのに。

お渡し時の動作確認でようやく納得のお客様。次こそは頼んますよ。ウチで買わなくてもいいから、安すぎるものを買う前はちゃんと連絡ください。電話で済む用件なら全然迷惑じゃないですから。

今回みたいに、あとから追加で掛かる費用のほうが中古とはいえパソコンの購入代金よりも高いってイヤでしょ?私だったらイヤですよ。まったくもって理解できない。なんやねんそれって。そういう気持ちにさせたくないんですよ、1回でも関わったお客さんには。ほんま。頼んます。

帰り際に「ワードエクセルをちゃんとしたやつにしたらあといくらかかる?」とお客様。もうやめてぇー!