ASUS P30AD WindowsUpdate後デスクトップ画面が黒くなり点滅する システム修復と空き容量の確保

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PIN?を入れたあと真っ黒でさ、いつも並んでるものだとか無くなってるのよ。プロファイル?レジストリとか?ネットで調べたら出てたけど、ちょっと自分でやるのは怖いから見てちょうだいよってご相談。そうですか。先に調べていただいて恐縮です。でも大体そうじゃないパターンなんですよねってことが最近のパターンでして。日本語おかしい?まあいいや、行ってみましょう。

お預かりしたのはASUSのデスクトップ。ノートならよく見るんですけどね、デスクトップはちょいとあんま見ないかな。

ASUS P30ADの性能表示

i7-4770ってもう10年くらい前でしょ?その当時で16GBとは。もうあの頃から海外勢のほうが勢いあったんですねぇ。今や日本勢は全滅ですもんねぇ。哀愁デートですねぇ。

なんとなくまだ電源は入れずに。本当にプロファイルなのかい?っていうのがあるんで。とりあえずバラしてみましょっか。

ASUS P30ADの分解風景1

サイドのパネルを開いてみると、あらコンパクト。だから好きなんですよ、海外勢。嫌いな修理屋なんて居ないでしょ。このメンテナンス性の高さ。そして合理的な構成。

ASUS P30ADの分解風景2

で一気にここまで。この状態にするまでえらい検索しまくりましたけど。ASUSさんがこんなに面倒くさいことあるわけがない!と自分に言い聞かせながらも全然ハードディスク(以下HDD)コーナーが取り外せないから、一瞬ASUSさんを疑ってしまいましたよ。んなことなかったね、ごめんねASUS。ちなみに私はアスース派です。まだエイスースとは呼べない。

ASUS P30ADのハードディスク取り外しポイント

ポイントはここでした。私が指で押さえてるところ。前面ファンを外して余裕を作ってあげた上で、このポイントを抑えつつHDDコーナーを引き出してあげると。どっち向きに引っ張るかはスリットの穴を見てください。もう覚えていないけど、写真を見る限りは多分左。なんでこれが見つけられんかったかなぁ、と自分にイラつく。修行が足りませんね。精神のね。

ASUS P30ADのハードディスクをクローン中

HDDが取り外せたらすぐにクローン作成。いつでも元に戻れる現状の保存と、あとはHDDの検査も兼ねて。異常無しっすか・・・。そうですか。少し当てが外れましたね。

HDDを元に戻してようやくここでスイッチオン。お客様に教えていただいているPINを打ち込んでっと。

ASUS P30ADのログインテスト

おぉ、普通にログイン。ようこそって出てるやん。ホンマにどっか悪いんすか?としばし観察。

真っ黒のデスクトップ

お?たしかに黒いデスクトップ。でもって、チカッ、チカッと下のバーが出たり出なかったりを繰り返す。

デスクトップ画面のステータスバーが出たり出なかったりを繰り返す

このへんは動画を撮ればよかったなぁと後悔。ちょいとラクしようとしてしまいましたね。失礼しました。

これは~・・・プロファイルっていうよりもシステムじゃないかなぁ。システムというかWindows自体の問題。と思ったわけですが、まあプロファイルっていうヒントを貰ってるんで、別のユーザーで試してみましょっか。Administratorを有効にしてお試しログイン、レッツラゴー。

Administratorでのログイン後

あっさり行けた。あれ?本当にプロファイルだった!?まあそれはさておき、ここで大事なのは一見まともにWindows10が動いてそうなことと、バージョン2004であること。アップグレードに見せかけてWindowsの修復も出来ちゃうじゃんとテンションも上がるわけですよ。

ただね、CドライブDドライブともに容量が真っ赤なのですよ。原因ってこれじゃね?って思えてしまうわけで。そういえば、Windowsの更新後からこうなったって言ってましたわ。確定でしょこれ。

22H2アップグレード前のドライブ状態

アップグレード前にCドライブの空き容量をなんとか確保します。基本の仮想メモリをオフって、アップグレード用の残りかすデータを削除、あとはクリーンアップくらいですか。それをやってレッドからブルーに。

良い感じになったところでアップグレード開始。

Windowsアップグレード中のASUS P30AD

空き容量が少ないからどっかで止まるかな?と思っていましたが、意外とすんなり完了。お客様のユーザーで改めて入り直すとすんなりOK。いつものデスクトップが大復活。こうなってくるとやっぱりプロファイル説は薄まる。でしょ?

MobileSyncデータを削除してCドライブの空き容量を確保

また同じ症状で直っとらんやんけリターンズはマジ勘弁なので、Cドライブの半分は空き容量にするべく、アップル系のバックアップデータをがっつり削除させてもらいます。アップル製品を使っていたお嬢さんはもうパソコンを使わないということだったんで遠慮なく。

なんとなく要領を得ない作業ブログになってしまいましたが、要はですね、私自身プロファイルの修復作業は好きではないので、Windowsをキレイに仕上げ直すこと(アップグレード)でデスクトップがうまく表示されない症状がついでに直ったんだというような認識です。そこをあえて直しに行かなくても、Windows自体をキレイに仕立て直してあげることで副産物的に悪くなっているところも直ったんだ、という認識。これが修理屋としてのアプローチの正解なのかどうかは置いておいて。基本潔癖症で典型的な几帳面丁寧人間としてはこういう直し方が一番好きなのですよ。

おい!システムの復元はどうした!っていうツッコミはなしで。