BUFFALO HD-CX1.0TU2 暗号化付き外付けハードディスクのデータ取り出し

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あえて暗号化付きとアピールしてみました。アピール大事でしょ?県外からのご依頼です。法人さん。お電話でした。県外の方は初手がメールというパターンがほとんどなんですけどね。法人さんということで、きっとこちらの得体が少し気になられちゃったのかなあと感じました。大丈夫です、たまに良い仕事しますから。安心しておまかせください。

状況確認

あ、そうそう、ご依頼はハードディスク(以下HDD)。大事なデータがいっぱい詰まった外付けHDDの中身が見られなくなったそうです。大手に送ったら結構な見積が出たそうで、二番手としてパソコン坊主に白羽の矢が当たった、と。なんとも光栄ですね。大手を蹴って弱小坊主に頼っていただけるとは。

さあ、大手の診断では磁気ヘッドがぶっ壊れてしかも暗号化もされちゃってるからもう大変だよ!ということでしたが・・・。

パッと見、大手さんの言う通りではなさそうな?ちょいと大げさでしたね。かと言って、パーティションが未知ってるのがヤらしい感じ。

ちなみにこの状況確認パートはデータ復旧後のものです。データ最優先の場合、確認してる最中も可能性が減っていきますからね。確認してる場合じゃないっちゅーことです。

ちょいと分解

実質ここからがスタート。まずはバラし。パカっといったらいきなり大手さんの仕事の跡が。ちゃんと診てたんだね。

1日で見積りが出たって言ってたから、てっきりテキトー見積りかと思っちゃいました。疑ってごめんね。

診断シールをまじまじと観察するも、ヒントは何もなし。ちっきしょう!

修復と抽出

ハダカのHDDを作業用マシンにセットしたら修復作業を開始。なぜかこことこのあとのクローン作業の写真は無し。なんで撮らなかったんだろ?秘密でもなんでもないのに。

クローン作業はあえて同一型番のHDDをチョイス。たまたまドナーHDDの中に同一型番のものがあったんで。合わせておけば何かと良いことがあったりなかったりってね。

暗号化解除

これで下ごしらえはおしまい。あとは外付けHDDの基板を取り付けた上で、あえてUSB接続でパソコンにつなぐわけです。暗号化解除を見据えて。

こんな感じ。でもケースは完全に閉めず半裸状態。びんぼっちゃまスタイルかな。

そして当店の暗号化解除を実施。

具体的にはお客様に電話して、外付けにアクセスした際に入力するパスワードをお伺いしただけというもの。簡単に済んでよかった。ソフトウェアでの暗号化だったからでしょうね。型番合わせなくてよかったのか。。。

ファイルやフォルダの一覧が見られるようになったので、あとはひたすらコピーしまくり。

当店で用意した外付けHDDに全部入れて450GB弱。お客様にはほぼ完璧とお喜びいただけました。しかも費用は大手さんよりずっと安いと。

大手さんの見積り、どんくらいしたんだろう?

気になるなあ。

大手さんの暗号化解除、どんなことしたんだろう?

気になるなあ。

ご利用ありがとうございました。