パソコンにつないでもドライブとして表示されない。どうしても救い出したいデータが入っているのでなんとかしてほしい。
ということでお持ちいただました。バッファローの外付けHDDです。型番で検索してみると法人向けだそうで。購入時はさぞ高かったことでしょう。
高いやつだからこれでデータはバッチリだ!と当時のお客様の心境が伝わってきそうです。
状況確認
高い外付けHDDと安い外付けHDD、どっちを買えばいいの?とたまに聞かれると、安いやつを2つ買って同じようにコピーして使ってくださいと言うようにしています。
パソコンなら高いの買っておけば後悔することはありませんが、ハードディスクは高いも安いもないんですよね。どっち買ってもいずれ壊れるって話ですから。じゃあいつ壊れてもいいようにしとこうねって話で。私たちは必ず壊れるものに大事なデータを保存していることを忘れちゃダメなのです。
こういうことをお客様の前でペラペラしゃべるとなぜか白い眼で見られるんですよねぇ。変なこと言ってるかな?
そもそも修理屋にいらっしゃるみなさんは、基本的にパソコンが壊れることに慣れていないというか、壊れると思っていなかったフシがある、もしくは壊れたことが受け入れられない感じなのですよね。
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、炊飯器は壊れることをしっかり受け入れられるのに。パソコンも家電と一緒なんですよ。
それなのにパソコンだけは壊れたら困る。理由はやっぱり中のデータなんでしょうね。他の家電と違って、買い替えればハイ元通り、とは簡単にいかない。
特にハードディスクが壊れた場合は、元通りデータを取り戻すことは至難だったりするのですが・・・
今回もバッチリ壊れてる。3TBを1ドライブで使用していたでしょうに、壊れた現在では400GB弱で1ドライブという状態。しかも未知ってなんでやねん。
データ復旧作業
そんな絶対絶命から1週間以上、時間を費やして復旧したデータは85GBほど。
私はてっきり写真系の思い出データが大事なのだろうと勝手に思い込んでいましたが、お客様が大喜びされたのは数ファイルほどのエクセルデータでした。。。
まあ、そういうこともあるよね(笑)
ご利用ありがとうございました。