外付けハードディスクが認識されなくなった。なんとかデータを取り出してほしい
という症状でご依頼いただきました外付けハードディスク。
パソコンの画面に外付けハードディスクのアイコンが表示されていなくても、認識されているものであれば、当店のようなデータ復旧専門の業者でなくとも何とかできちゃう場合がよくあります。
今回もそのケースなのですが・・・状態があまりにも悪かった。。。
ものはBUFFALO HD-CL2.0TU2/N。2TBの外付けHDDですね。
これをデータ復旧専門業者に持込むと、おそらく20万円がスタートラインになります。
データ復旧専門業者は、もちろん専門というだけあって、見事にデータを復旧してくれるのでしょうが、軽い症状であれ重い症状であれ20万円~というノリです。容量が基準となるみたいですね。
データ復旧専門業者に持込む前に是非当店へご相談ください。たまにデータが戻ってきたりします。
さて、宣伝をブチかましたところで、この2TBの外付けがどうなったかというと・・・
そのまま作業用PCにUSB接続したところでまったく内容を読み取れません。ただ、外付けハードディスクが繋がってるよー!とは気付いてくれています。完全に死んでるわけじゃなく、死にかけですね。そしていかにもアクセスランプの光り方がヤバイ。。。
今夜が峠です
ドラマでよく聞くこのセリフが頭をよぎります。
この死にかけの状態でデータ復旧作業を行うと本当に死んでしまいますので、元気満タンの別ハードディスクになんとか中身のデータをクローンします。クローンといっても不完全クローンですが。
これで心置きなくデータ復旧作業に取り掛かれる。
肝心のデータの状態は・・・ファイルシステムがRAWデータ。
なんともこれは。。。
とりあえずパーティションを正常な状態に戻すよう努力してみましたがダメ。
ここから壊れる前の状態に完璧に戻す「データ復旧」は諦め、なんとか戻せるものだけを戻す「データ復元」に方針転換。
RAWデータの中から回収できるものだけ回収しまくって、500GBのうち300GBちょっとを復元。お客様へは対面で回収データをお渡ししたわけではないので、どの程度ご満足頂けたかはわからないのですが、ある程度のお写真・動画・その他ご要望のデータを復元したポータブルHDDをお送りし作業完了となりました。
ご利用ありがとうございました。