筆ぐるめの本を買ってソフトを入れてみたんだが、うまく動いてくれなかった。もしかしたら住所録も消えてしまったんじゃないかと不安でしかたがない。最悪、住所録データの復元なんかもしてもらえるんだろうか?
というご相談。
話がどんどん先に行ってしまっていますが、まあここは落ち着きましょうよ。ソフトをインストールしたくらいで元のデータを消しちゃうなんていう極悪ソフト、あるわけな・・・あるわけ・・・ないとは言えないか(笑)
なんとなく状況から察するに、お客様にお待ちいただける時間では作業が終わりそうにないので、ここは一旦お預かりさせてもらうことに。お客様からは不審に思われてしまいますが・・・筆ぐるめごときに時間がたっぷり必要な場合だってあるんですよ。わかってちょんまげ!
さて、お預かりしたのは東芝dynabookのPAEX35LLTWHです。
状況確認
お話の中でなんとなくは答えは分かっているんですけども、ここはネットリ攻めていきたいと思います。写真も撮りまくちゃったことだし。
まずはデスクトップにある筆ぐるめを実行してみると
api-ms-win-crt-runtime-|1-1-0.dllがないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。
そうですか。
じゃあ肝心の住所録データは
しっかり残ってる。やるじゃん筆ぐるめ。
大事なデータが確保できたところで、あとは散策タイムです。
雑誌の付録版とはいえ筆ぐるめ25とは。これで450円はなかなかお得なんじゃないの?ちゃんとインストール済みになってる。そうですか。
あっ・・・!
う~ん・・・
インターネットエクスプローラーのアイコンがね、ブルーが深くて眩しいのよ。この色のアイコンを見たら、大抵の修理屋は「う~ん・・・」とテンションダウン間違いなし。そうですか。
そして疑惑は確信へ変わる。
更新プログラムのインストール日時、なし!
チーン。。。
なによりもね、パソコンの時刻が30分も進んでんのよね。
遅れてるんじゃなくて進んでる。これはインターネットしたことないパソコンの特徴なんですよ。
そうですか。
いやいや、こりゃまいった。
お客様にお帰りいただいて大正解。やるじゃんおれ!
筆ぐるめと戯れる
12月の忙しさのせいで頭がくるくるパーになったのかもしれません、現実逃避でなぜか筆ぐるめの動作検証までやっちゃいました。
筆ぐるめ25特別版の動作環境はというと
Windows7がちゃんとありますねー。最新のOSアップデートの適用環境を推奨します、とだけ書いてあるのがなんともいやらしい。
どれどれ、詳しくは本書内の動作環境をご覧になってみましょうか。
うーん・・・ここにも、最新のOSアップデートの適用環境を推奨します、とだけ書いてあるのみ。何がいるのか、ピンポイントで書いてくれないとはなかなかえげつない。インターネットが要らないご家庭だってあるんだぞ!
じゃあ、あとはWindowsUpdateでもしたらいいんでしょうけどもね、インストール中に何が起こって失敗するのかがどうも気になっちゃって・・・
自分でもやってみることにしました。あんまり余裕がないのに。忙しいと人間バカになっちゃうんだろうか(笑)
インターネットにつながないでセットアップしてるから、真ん中だよね。お客様もこれを選んだはず。
すでに旧バージョンは削除されちゃってるので、そのまま次へ。
インストールがグーンと始まっていき
おっ?インストールも終わりか!?という段階で
モジュールC:¥Program Files¥Fudegurume¥Fgw25¥FgPrinkU.dllで登録に失敗しました。HRESULT-2147024770。サポート担当者に問い合わせてください。
エラー発生。
お客様が言ってた「おかしくなった」てやつでしょうね。
無視を押して先に進むもさらに
モジュールC:¥Program Files¥Fudegurume¥Fgw25¥FGWINKU.dllで登録に失敗しました。HRESULT-2147024770。サポート担当者に問い合わせてください。
無視を押してインストール完了の表示。
ちなみにこれらの症状は筆ぐるめさんの公式にしっかりご案内が出ています。
トラブル解決についてのお問い合わせ | 筆ぐるめ
事例に掲載するくらい問い合わせが断トツなら、本にもしっかり書いてあげなさいよ(笑)
Windows7のアップデート
さあて、ようやく本題。8年分の更新いってみましょっかねー。
サービスパックからなのでトータル5時間以上。
訪問修理専門の業者さんだと、これはいくら請求するんだろうなあ?
なんてことを考えながらアップデート画面を眺めつつ、最後には筆ぐるめをキレイにインストールできて
住所録とこれまでのデザイン面を取り込み、無事筆ぐるめ大復活となったわけです。
でもお客様の心情からすると、450円で今年の年賀状は完璧じゃい!と思っていたのが、当初の目論見が外れて年末に手痛い出費となったんじゃないでしょうか。そう思うと素直に喜べないかもしれませんよね。ただまあ、来年の年賀状雑誌はこれで何買ってもらっても大丈夫ですよ!と言えるのが、不幸中の幸いかもしれません。雨降って地固まる!
ご利用ありがとうございました。