電源が入らなくなったから診てほしい
というお電話のあと、すぐにお持ちいただいのが
この高性能マシン。
マウスコンピューターのBTOってやつですね。Core i7にメモリ6GB、ごっついグラフィックカードを積んだマッチョなパソコンです。
事前情報があまりない中で作業開始。
とりあえずはごっついグラフィックカードを外すところから。なんせ当店の作業用電源は450Wなもんですから。。。
だって700W800Wレベルはたけぇーのよ!(笑)
なんなのあのいきなり高くなるのは。意味不明。それさえなけりゃうちにも800Wレベルのをソッコー導入するっつーの。
ふぅ。まぁ、なんやかんや言っても早いうちに高出力電源は導入しないとね。。。作業に影響でるのはよくないッス。
さぁーいきましょう。
故障箇所を見つけちゃうぜ!
まずは一番怪しい電源から。作業用電源につないでスイッチオン。・・・あっさり起動。いいヤツめッ!
しかし。
なにこれ。。。
オペレーティングがミッシングしてるじゃん。
てかこのPC、
いまいち構成が謎なんですよねぇ。
SSDが2枚あって、500GBのハードディスク。お客様にどうやって使ってましたー?なんて伺ったところで、かえって混乱させてしまうだけだしなぁ。こんなときはGoogle先生ですか。
ふむふむ。このPC、RAID0構成ですか。だから40GBSSDが2枚。ということはBIOSで
ここをIDEから
RAIDに。
この項目が変わってしまったのは、電源ユニットがイカレたときに基本的な設定がリセットされちゃったからでしょうね。その証拠に内部時計も狂ってたし。
再起動後はいつものようにWindowsさん起動。
一通り状態をチェックしていってるとCドライブが真っ赤か。このへんはやっておいたほうがいいんだろうなーってことでお客様の心をエスパー。気の利くTsukasaKikakuをアピールします。
残り50MBから裏技を駆使し40GBの空きを確保。なんせDドライブに500GBの余裕ですからね。なんとでもなりまっせ。
そしてウイルス駆除まで。
最後にお客様ご希望の
ファンの音をなんとかしてくれ。
これはCPUファンの交換をしなくとも、BIOSからの回転数ダウン設定であっさり解決。きっとお客様も今頃は喜んでくれているはず。
電源交換だけで済むはずだった今回のご依頼。気付けばかなりボリュームのあるしんどいご依頼に化けちゃって。。。
何気なく抜いた毛が、すんごい長い潜り毛だった!みたいな。
おっと、最後に後日届いた本番電源につけなおします。
750W電源がついたところで、ごっついグラフィックカードの性能を最大限引き出すためのドライバ更新を実施。
これにて完全な動作チェック完了!
ご利用ありがとうございました。