最初お電話頂いたときは頭の中に大きなハテナが浮かんでましたが、じっくりねっとりお話を伺っていくと、なんとなーく全体像が掴めてきました。要はですね、買ってまもないサーフェスGO3の初期設定を一旦キリの良い所で終わらせて、また再開させて続きをやろうとしたらBitLocker画面が立ち塞がって先に進めなくなったということ、らしいです。
勘の良い方ならこの先の展開、なんとなく読めるんじゃないでしょうか。
正解は・・・はい~!そのとおり。そうなのですよ。やっぱりそうなっちゃうのですよ!
まあ一旦純正ACアダプタの情報でね、お茶を濁しましょうよ。ちっちゃいですねぇ。低電圧。たったの24W。持ち運びラクラク~。
とりあえずシステムもSSDも壊れてるわけじゃないんだから、気楽にスイッチオンです。
画面がついたら即座に「BitLocker回復を準備しています」。はぁ。そうですか。
眺めているとブルー画面へ。
DRIVER_VERIFIER_DMA_VIOLATION
うん。意味わからん。でもって、回復オプション画面から何をやるにも
回復キーを求められる始末。ね?もうお分かりでしょ。
ちなみにお客様が初期設定中に仕上げていたマイクロソフトアカウントには
回復キーが登録されておらず。アカウントはバッチリ登録されてるのにねぇ、回復キーがないなんてこれなんぞや状態ですよ。
なもんで、正解は安定のリカバリしかないという判断。リカバリ堂さんではないけども、さすがにこれはリカバリしかありえないパターン。正確に言うとリカバリではなくOS再インストールだけど。初期状態に戻すリカバリですら回復キーが分からないからダメなんでね。
USBがType-Cしか刺さらないから、増々一般の人にはハードルが高いのよね。再インストール用のUSBメモリは、近所のパソコンお兄さんに頼めるとしてもね。
USBからのOS再インストールの場合はBitLockerなんて無視できるんであっさりパソコンが使用可能に。ようやくSuface Go3の画面を拝めるんでチマチマいじっていると、性能が随分と抑えられててびっくりですよ。キッズが軽めのレポートと動画学習で使うだけを想定してんでしょうけど、今やネットが一番性能を求められるんですけどねぇ。
動画編集!3Dゲーム!だったら高性能だね!!
そんな時代はとうに終わったのですよ。今やフツーにネットで調べものして動画見てというだけでもメモリは16GB欲しいもんね。それが4GBってね。キッズをパソコン嫌いにしたい悪の組織の企みとして思えない所業ですよ。まぁそもそもキッズにパソコン要らん派ではあるんですけどもね、この私(笑)
キッズはタブレット一択に決まってんだろってね。
言いたいことぶっ放しまくったおかげで随分と気がスッキリしたな。
ネットにつないでしばらく放っておくだけでこの状態。毎月WindowsUpdateのたびに、先生!なんかパソコンがおかしいです!と元気に報告するキッズの声が聞こえてきそうだわ。教育委員会がポンコツなのか、県の教育担当がポンコツなのか、文部省のチーム高学歴がポンコツなのか、どこが悪いのやら。マイクロソフトが商売上手っていうパターンもあるっちゃあるけど、性能良いやつ売って単価上げたいはずだからなぁマイクロソフトは。
Windowsをインストールし直したついでに初期設定で残っていたOfficeを紐づけてあげて作業終了。日本のダメな部分を垣間見た気がしてテンションはダウンです。お客様はテンションアップしたでしょうけど。