Lenovo Yoga 370 TP00078B 液晶画面(上半身)交換

in

子供の学校用パソコンで、使っていたら画面がいきなり消えたそうで、それ以来画面が映らなくなったというご相談。できれば学校に通っている間は引き続き使いたいとのこと。私の買い替えのご提案もものともせず、多少の出費も買い替えに比べたらまだマシということで、修理することになりました。まあ、学校用だもんね。卒業したらスマホオンリーでしょうし。ヤングにパソコンってほんと無用の長物になりつつあると実感する昨今ですよ。パソコンってね、実は中高年向けなのです。2000年代からは考えられませんけども。

今回は大事なとこの写真がないのであっさり目で行かしてもらいます。タイトルに騙されて手順を参考にしにきた人には本当に申し訳ない。じゃあ一緒にお預かりしたACアダプタから。

Lenovo Yoga 370のACアダプタ

型番はADLX45NCC2Aでいいんじゃないでしょうか。出力は20V=2.25の45W。2017年頃のパソコンだからWindows11に一歩及ばず。ちっきしょいですね。

次の写真がなぜかここ。特にポイントなんかなかったはずなんすけども。

Lenovo Yoga 370の分解作業1

お客様のほうでも自分で開けて液晶ケーブルの抜き差しをされちゃったということですからねぇ。どうしてこのアングルで撮ろうと思ったんだろうなぁ、あのときの自分よ。

裏面の見えるネジすべてを取っちゃえばパカっといくはずです。

Lenovo Yoga 370の分解作業2

ここで大事なのは真っ先にバッテリーのケーブルを外してあげること。それをせず液晶ケーブルの抜き差しをすると最悪基板にダメージがいっちゃうのですよ。私も駆け出しの頃はやらかしています。泣きながらヒューズを探した思い出。その前にヒューズってなんやねん!とネットの海に飛び込んだ思い出。イヤなことはいつまでも覚えてる思い出。思い出だらけや。。。

というわけで、お客様にはそのへんを確認済みなので、最悪基板までのダメージを考慮します。この機種はタッチパネルなので、画面はもう上半身ごと交換です。そして部品単体では販売されていないことを考えると、故障しているけども画面は生きてそうな同機種を調達するか、画面も映って動作する同機種を調達するか。

このふたパターンの違いは調達価格なのです。もちろんちゃんと動く後者のほうが費用は割高になるわけで。でもまあ今回は仕方ないですよ。出来る限り費用を掛けずに直してみようとイチかバチかの結果ですから。もしそれで直ってたら修理代を大儲けしたわけですしね。パパの勝負勘を責められません。

作業完了後のLenovo Yoga 370

バーン!といきなり直っちゃってすんません。結果は上半身を交換しただけで大丈夫でした。基板側に問題なし。最近のパソコンは簡単にヒューズが飛んだりしないんでしょうか?ここ10年くらいは飛ばしてないから、最近のヒューズ事情には実は詳しくなかったり。それはそれで問題かもしれないのか。まあいいや。

上半身の交換は上の分解写真見てもらったらすぐ分かると思います。右上左上の蝶番のとこのネジを2,3本ずつ外してもらって、丁番を開いてあげて下半身をうまく引いてあげてください。あ!そうそう、左側の蝶番ね、そもそもここと基板が微妙に重なっていて分離にひと工夫必要なんですよ。うまーく引っ掛かりを見てあげながら引き抜くと、基板を取り外さなくても上半身と下半身の分離はできますから。落ち着いて作業してみてください。