パソコンが起動しなくなった UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME~安芸郡府中町青崎中

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パソコンが立ち上がらなくなった。もうダメなんでしょうか?

というご依頼です。
診てみないことにはなんとも言えませんので、さっそくお伺いすることに。事前のヒアリングでは、電源自体は入るとのことなので、まあなんとかなるでしょうという心構えで。

じゃあスイッチオンで状況確認。Windowsロゴのあと一瞬ブルースクリーンになって自動で再起動がかかります。再起動設定を無効にし、再度ブルースクリーンを表示させます。すると・・・

20121125_UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME

見慣れた光景ですね。
と、ここまでなら記事にすることはなかったのですが、いつもと違うのはここから。


型も相当古いですし、ディスクアクセスも明らかに遅そうなお客様のノートPC。事務所に近いこともあり、じゃあちょっと持って帰らせてくださいということで、一旦持ち帰ります。もちろん、やることはWindowsインストールディスクを使ったファイル修復。これ時間掛かりますからね。

事前にBIOSで外付けドライブからのブート項目があることは確認済み。きっと直っちゃうんだろうなーと気持ち軽めで作業に取り掛かります。外付けDVDドライブをUSB接続し、BIOSで起動順序変更。ドライブにはWindowsXPインストールディスクをセットし、いざ修復!

が、しかーし! ディスク読み込まずハードディスクにアクセス→ブルースクリーン。。。なんでなんでどうしてどうして???
何度試しても結果は同じ。インストールディスクと外付けドライブが悪いことは考えにくいので、BIOS設定が原因!? でも他にどうしようもないしなぁ。結局頼るのはGoogle先生(笑)

すると、お客様のPC、CF-T1でブート可能な外付けドライブはどうやら決まっているそうなんです。へぇ~、やっぱ古いからそういうものなのか。古いっていう言葉は便利ですよね。なぜかそう言われるだけで納得してしまう謎の力があると思います。

それはさておき。
じゃあもう八方塞か? ハードディスク引っ張り出すしかないのか?
と頭を悩ませていると、ふとお客様のお宅に古めかしい外付けCDドライブがあったことを思い出します。これが、捨て目ってやつでしょうか。古畑任三郎でもありましたよね、春峯堂の回。

すぐお客様に連絡し、外付けCDドライブを取りに伺います。ドライブにはPanasonicの文字が。そしてお客様のノートPCもPanasonic。これは間違いないだろうなと思い、すぐさま事務所に引き返し、再度CDドライブからブートを行います。すると・・・

20121125_UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME_02

やっとこさブートOK! あとは修復に2時間ほどかかり作業完了!
ご利用ありがとうございました。

今回のご依頼は、古めのパソコンは接続機器を選ぶ、という良い例ではないでしょうか。ちなみに外付けCDドライブの型番はKXL-840AN。Panasonic純正です。きっと結構なお値段だったんでしょうね、当時は。こういう形で役に立ったということで、その価値は十分にあったのではないでしょうか。助けられました。