音がうるさいということでお持ちくださいました。2010年前後に製造された富士通製Windows7パソコンです。
バックライト切れもなくハードディスク不良もなく、ようやく10年もってくれたと思ったら内蔵ファンが大きな音を出し始めるといったトラップが仕込んであります。修理屋としても、なんとも残念なんですよね、この時期の富士通製ノート。ここまで生き延びてくれたのに、そこがダメになるんかい!といった感じ。
ボヤいてても始まりませんな。念のためお客様には「本当に修理します?いいんですね?」と尋ねておきます。ファンを直したとしても明日には違うどこかが壊れるかもしれない、長寿命PCですから。保険をかけておかなくっちゃ。自分に(笑)
分解作業
もう10台以上、ヘタしたら20台以上やってるんです。ちゃちゃっと丸裸にしましょう。
メイン基板(マザーボード)までバラしたところ。お掃除必須ですね。
大事なのは放熱板を取り外してグリスを塗り直してあげること。これをやっとくやっとかないで、CPUファンの持ちが確実に変わってきます。
駆け出しの頃はこの重要性に気付いてなかったんですよねぇ(遠い目)。丁寧さは、回りまわって結局は自分の身を助ける。これに尽きますよ。
ご利用ありがとうございました。