毎日パソコンの電源を入れてるんだけど、今朝入れたら画面が出てこなくって。中古のパソコンだからあまり費用が掛かるようなら買い替えようと思う。とりあえず見積りを出してもらえないだろうか。
ということでお持ちいただきました、NECのPC-MY26RAZ36。
こちらは、どっちかっつーと法人向けですよね。どこかの大手企業さんにリースされていたのが、期限切れで中古屋さんに大量に払い下げられたという品だと予想。この手のパソコンの仕入れ値は大体数千円です。それを15,000円20,000円で売るんだから、ボロい商売だよなぁ。
メモリ交換も楽じゃない
単純なメモリ交換修理は基本、記事にしないのですが、ほとんどの修理屋さんサポート屋さんがメモリ交換を1,000円2,000円でやっている現状に一石を投じたくて、あえて記事にしてみようかなーと。
いきなりメモリって言っちゃってるから、もう犯人がメモリなんだなとモロバレですが、流れ的には中を開けて
メモリ→グラフィックボード(あれば)→電源ユニット→メイン基板(マザーボード)の順にみていきます。
今回はもともと4枚差さってたメモリを作業用1枚に差し直した段階で
おっ動いたじゃん!ってことなので、開始10分でメモリと確定。
じゃあ、この中からハズレメモリを探していきまーす。メモリ検査ツールで1回あたり15分。
本当は1枚ずつが間違いないんだけど、ここは時短で2枚ずつ。結果は4枚とも異常なし。えっ???
でも4枚差すとパソコンは起動してくれない。4枚揃うとストレートフラッシュ効果で起動しないとか、そんな相性問題が発生してんのかな?
とりあえず再度1枚差しからスタート。2枚3枚と増やしていくと
3枚目でダメになる法則発見。その3枚目にも場所があって、特定の場所だとダメみたい。メモリは異常なしだから、メモリスロットの問題ということでしょう。
この結論にたどりつくまでにトータル2時間。再度メモリチェックしてる分、相当時間も使っちゃってますね。。。
他の修理屋さんがこれを1000円2000円で本当にやってるのかと思うと、当店以上にボランティア精神にあふれたお店なんだと思います。
メモリスロットの不良は、将来的にはマザーボードの故障につながるかもしれませんが、中古パソコンであることと費用をあまりかけないご要望であることから、メモリ交換でお見積もりをご連絡。
メモリ1枚取り外してあげるだけでええやん?って声が聞こえてきそうですが、使用メモリが512MBx4枚でしたから、Windows10で1.5GBはツライでしょ~というところで、1GBx3枚でのご案内です。我ながら冴えてますね。えっへん。
ご利用ありがとうございました。