Cドライブの残り容量が100MBくらいしかなくて動きがわるい。Cドライブの容量自体を広げるか、Dドライブにデータを移すかしてなんとか容量を確保できないか
というご依頼をいただきました。
今までありそうでなかったこの手のご依頼。CドライブからDドライブへデータを退避させるにしても、Cドライブの容量を拡張するにしても、どちらでも対応可能なのでもちろんやらせていただきます。
時間もそれなり掛かるでしょうということで今回はお預かりでのサポート。
メーカーは富士通のFMV。型番はFMV-DESKPOWER CE50Y9です。2007年末の製品で、発売から5年近く経ってはいますが、まだまだ頑張ってもらえる機種ではないでしょうか。Core 2 Duoですしね。
さて、さっそく状態を見させてもらおうと電源を入れてみますが・・・ファンが全力で回ってます。うるさい。。。
これはちょっとまず先に中身を見なくっちゃいけないかなぁということで、PCを開けるような作業依頼ではありませんが、中身を確認してみることに。すると・・・
こんな状態。。ホコリMAXです。このまま放っておくと、おそらくPCの寿命も短くなるでしょうし突然死だってありえるので、こりゃCドライブどころじゃないなということでお客様にご連絡。状況をご説明しGOサインをいただきましたので、ファンを取り外して本格的にクリーニングすることに。
ファンを外すとこんな感じ。これだといくらファンが回ってもパソコンの脳みそ(CPU)は冷えないですよね。パソコンは限度を超えた熱には滅法弱いのです。隅々までホコリを取り除いたらちゃんとキレイになるかというと
こんな感じでキレイに仕上がります。改めて電源を入れてみると、動作音はとても静か。後日お客様からメールを頂戴しましたが、Cドライブのことよりもパソコンの動作音のほうにびっくりされてましたね。驚くほど静かになっていて購入当時を思い出した、というお言葉を頂きました。
クリーニングの作業に随分と話題をかっさらわれてしまいましたが、本題はCドライブの容量拡張です(笑)
起動してざっとハードディスクを確認しましたが、CからDへデータを移したところで根本的な解決にはならないだろうということで、Cドライブの容量を拡張することに。まずはCを2倍の100GBに。そして、頻繁に使っているという音楽ソフトの使用フォルダをDドライブに作成し設定。こうすることで、今後Cドライブの容量が圧迫されていくということがなくなるはずです。
なんとなくCドライブのプロパティを眺めていると、「このドライブを圧縮してディスク領域を空ける」にチェックがついていました。きっとお客様のほうで容量確保のために試行錯誤されていたんでしょうね。この設定はよくないですし、もう圧縮しておく必要もないですからチェックを外します。
何日とか表示されていますが、実際は1時間くらいです。それでも、やっぱり容量が容量なので結構時間は掛かりますよね。
そうそう。知らず知らずのうちにCドライブの容量がなくなるともお伺いしていたので、その原因を探っていると、iPhoneまたはiPadを接続した形跡があったので、なんとなく原因はApple系のソフトかなぁと予想。
iPhoneをWindowsに接続をすると自動でCドライブにバックアップファイルが作成されていくそうなんですね。そのバックアップファイルがDドライブに作成されるように設定しました。これで解決かどうかはわからないので、しばらく様子をみていただくことに。
最後に、今までCドライブの容量不足でWindows Updateができていなかったのを一気に更新。作業完了となりました。動きもかなり改善されたはずなので、あと2,3年は不便なくお使いいただけるのではないかと思います。ご利用ありがとうございました。