たまにしか使わないパソコンなのに、電源が入らなくなった。あまり使ってないのにもう寿命?使用頻度も多いわけじゃないし、買い替えるよりも直るなら修理してもらいたい。
というご相談。
そうですよねー、ライトユーザーの方なら修理一択だと思います。買い替えるメリットというのは、まず性能が上がること、次にやれることが増えること、そして最後に新しいものへのワクワク感だったりするのですが、そこまでパソコンにべったりじゃない方は、必要最小限のことがやれればいい、できれば費用も最低ランクで、とかなり割り切ってらっしゃる方が多いです。
余計なものをそぎ落とす、大事だよホント。
さあ、あとはパソコン修理業界のダンシャリ坊主こと、この私がこのパソコンを直しちゃうだけであります。
な、なおせるのか・・・?
お預かりしたのは、電源が入らなくなることで有名な東芝ダイナブックさんのT451シリーズです。
T451系の分解作業
この機種はもう何台目でしょうねぇ。ほんと多い。東芝さんから修理屋へのボーナスステージなんだろうかってくらい。その分お客様は困ってんすよ東芝さん。そんなだから東芝よりもNEC富士通をお客様に勧めちゃうんですよ?わかってんの?東芝さん。まぁ、富士通もそこそこひどいですけども。。。(笑)
だから消去法でNECかな。
いや、嘘ですやで。。おまえが推しメーカー書いてたから買ったのにすぐ壊れたぞ!責任取れよ!!とかね、そんなん困りますもん(笑)
グダグダ言ってないでいきましょっかバラし。
いつもどおり裏面から。
裏のあとは表に返ってキーボードからの
さらに深堀表面カバー
ここまでくればメイン基板を自由に動かせるようになるはず。
チップコンデンサの交換作業
目標をまな板に乗っけたところで、よーく故障箇所を調べていきます。目視とテスタでじっくりと・・・
するまでもなく、こんがり焼けたチップコンデンサさんがチースしてくれてます。この機種はホント分かりやすい(笑)
ここを容量に余裕があるチップコンデンサと入れ換えてやれば
仮組み状態で見事電源ランプ点灯。
ポイントは仮組み。ちゃんと仮組み状態でチェックしないと、ダメだったときのテンションダウンが半端ないからね。仮組みチェック、大事です。
修理後の動作確認
仮組みから一気に本組、仕上げへ。
電源を入れれば、いつものデスクトップが大復活です。データそのままで修理完了!
ご利用ありがとうございました。