タッチパネルの画面が割れてしまって、まったく操作ができない。そんなに使うものでもないし、新しいのを買うよりもできれば修理でなんとかしたい。
というご相談。
いつもでしたらタッチパネルは修理できないんですよーとごめんなさいしてしまうとこですが、今回の機種に限っていえば、タッチさえ諦めてもらえればなんとかなっちゃうケースなんですよね。
「タッチパネル修理基本NG、でもごく一部はOK」
なんともメンドクサイ基準だけど、多分この基準はどこの修理屋さんでも当てはまるような気がします。そんくらいタッチパネルは修理屋の敵、というわけで(笑)
さて、お持ちいただいたのはNECのLL750/J。型番がJS1YBですから、エディオンモデルでしょうね。たしかにこれなら捨てるより修理だ。
タッチパネルなんか使ってもないのに、なんでこんなパソコン買ったのかしら!とお客様。みなさんそうおっしゃいます。。。
症状確認
まずは外観から。思いっきり亀裂が入ってるのが分かりますねぇ。
この状態で電源を入れると、亀裂に沿ってさみだれ式でタッチ操作が行われてしまうわけです。余裕で高橋名人超えちゃってます。
でもって、パスワード欄には大量の入力が。
うん、たしかにこれは使えない。。。(笑)
タッチスクリーン取り外し作業
でもこれならまた使えるようにはなる。どっちやねん(笑)
タッチパネル修理は基本不可だけど、これならなんとかなる理由は
こういうことなんですねー。
普通の液晶パネルの上にタッチ用のスクリーンがあって、それが割れてるだけだから。
このタッチスクリーン方式の機種に限り、当店では対応可能というわけ。
このアクリルのスクリーンには、タッチ操作を感知するための基板やらなんやらが仕込まれているので、それをヒートガンで切り離していくのですが・・・
これが超手間。つーか、作業的にはここが山場でした。
ここさえクリアしてしまえば、アクリルと画面の枠が分かれるので、枠部分を元に戻して作業完了です。
写真バーン!
と最後締めたかったんですけども・・・仕上がりの写真をなぜか撮っていないという大チョンボ。。。わざわざアクリル板を用意して見栄えを良くしなくても、画面枠さえ戻してしまえばそこそこ良い見栄えになりますよ、と主張したかったんだけどなぁ。
修理屋さんによっては、タッチスクリーンの代わりとなるアクリル板を用意して見た目を完璧に元どおりまでするみたいですけどね、当店はそこまではしませんでした。そのほうが費用も時間も抑えられるから。
こだわりとお金はトレードオフ。
ご利用ありがとうございました。