dynabook P1-C5MP-BL P1C5MPBL 画面が割れた 液晶パネル交換修理

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今年は液晶関連がマジ多い。それだけみなさんアクティブになってきてるってことでしょうか。コロナも終わったことだしね。

今回は交換先の液晶パネル型番はあまり参考にしないでください。非光沢(ノングレア)なのに光沢(グレア)を用意しちゃってお客さんには迷惑かけちゃったことだし。気にしないとは言ってもらいましたけどね、全力で私が気にしちゃって。ありえないよ、ほんと。マジで。ちっくしょい。

ACアダプタ型番コーナー

PA-1450-59またはPA5177U-1ACA、出力は19V=2.37Aの45W。2020年前後の定番小型アダプタですね。

分解と交換

今回は診断はありません。割れているのが目視で十分わかりますから。

じゃあさっそくバラしていきましょう。基本のキ、バッテリーからなんで裏面スタートです。

たしか上下2本のゴムラインの裏側に1箇所だけネジ穴があったような気がします。見当たらないんで「フェイクかよ!」と思ったら実はあったというパターン。だった気が。勘違いだったらごめんちゃい。

でも写真を撮ってないってことは・・・自信がなくなってきた。まあそんときはお許しで。

ネジを外しちゃえばここまではあっさり。

バッテリーは線を抜けばいいだけなんで楽勝。でも絶対忘れないように。

そしてこれまた定番のケーブル2種を取っ払ってやると。

WiFiカードのところと

液晶ケーブルのとこ。

それが終われば上半身と下半身が留まっている蝶番のところをやっつけます。ヒンジってとこっすね。

こんな感じで上下を分離してやらないと、この機種は液晶パネルの交換ができません。ここがポイント1。

画面だけになって自由が利くようになったら、画面枠を取っ払ってやります。ベゼルね。

この機種は画面下部も比較的素直に開いてくれたと思います。両面テープもなし。

で、ここからがポイント2。修理屋殺しの超絶両面テープ地獄。

目印は液晶パネル下側からぺろっと出てる黒テープ。

ここはドライヤー必須です。修理屋ならヒートガン。画面端を上下に行ったり来たりを数十回、適度に温まってきたかなーという頃合いで(といっても画面自体は結構な熱さですが)、ちょろんと出てる両面テープの端を引っ張ってやると、

こんな感じで失敗することがたまーにあったり。うまくいくときはうまくいくんだけどなぁ。まあまあ、なんとかパネルを取り外せたことだし、良しとしましょう。

あえて注意点をあげるとしたら、画面裏からは熱風を当てないこと。画面裏というのは樹脂カバー側ですね。天板とか呼ばれる。私はあんまその呼び方しないっすけど。

ようは、画面を見てる側から熱風です。熱風の当てる量を間違えると確実にやらかしちゃうんで。だからすでに割れて壊れている画面側からだったら、万が一ミスってもダメージはないってことなんです。

元パネルはLP156WFC(SP)(D1)

新パネルはLP156WF9(SP)(L9)。まあここは流す程度で。グレアとノングレアで型番が変わってしまっていたらアレですし。

動作確認

交換後は逆の手順で元に戻してあげると。

こんな感じでフィニッシュ。映り込みがなんとも自分的には。。。

今回のポイントをざっくり振り返ると、上下分離が必須とヒートガン作業ありってことで。2018年以降のノートパソコンの定番が詰まった記事になっちゃいましたね。うん。がんばってください。