Windows2000が起動しなくなった。使用ソフトの関係でどうしても修理してほしい。
というご相談。とりあえず持ってきてみてください、と返信すると後日ごっついのが送られてまいりました。。。クロネコヤマトパソコン宅急便。あれ、なんでも入るんですねぇ。
さすがお高いだけのことはある(笑)
届きましたのはこちらのごっついの。DELLのサーバー用デスクトップだそうです。
状況確認
こういう場合は大抵ハードディスクなんですけどね、今回は意外にもブートエラーっぽい。要はWindowsさんがバカになっちゃったってこと。
STOP:0x0000007B
INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE
ブルーの青さが違う・・・懐かしい!
そんなことよりも、作業前には現状のクローンを取っておきましょう。作業前っていうか、電源を入れる前が正解。
修復あれこれ
準備が整ったところで、なんやかんやしていきます。まずは定番のチェックディスク。動機はブルースクリーンでオススメされていたから。そんなもんです。これで直るなんて思っていません。大体の修理屋は。
なんか修復したでー。と出ましたが、状況は変わらず。このとき、ついでにデータの確認をしておいたんですが・・・個人データがほとんどない。どーゆーことよ!?
まあ先に進むっきゃないか。お次はインストールディスクを使った修復処理。画面を眺めていると、何やら普通のインストール作業っぽいのが気になりますが・・・
そういえばWindows2000が全盛期の頃は、100回以上インストール作業してたなあ、なんて感慨に耽っていました。昔はクローンとか復元とかが一般的じゃなかった気がするんですよね。だから何かトラブればソッコー初期化でした。ウイルスにかかれば初期化、消しちゃいけないもの消したら初期化、手に負えなくなったら初期化。あの頃はいろんなものに手を出してたから(笑)
てことを思っていたらほぼ上書きインストールみたいな修復作業が完了。結果は見事ブート成功です。起動できたよってこと。
肝心のデスクトップにはなにもなし。マイドキュメントすっからかん。でもソフトは残骸が多少ある。てことは、やっぱり意図的に個人データがなくなっちゃってると推理。sam security system software defaultのうち、いくつかの日付がご依頼直前なのも大ヒントになって、そのへんをお客様に尋ねるとデータは吹っ飛んだということで確定しました。あぁ残念。。。
でもデータは諦められるけどもWindows2000は諦められん!ということで、使える状態にしてくれるだけでいい!とお客様。
アップデートに四苦八苦
アイアイサー!と今度は再インストールから始めます。いや、起動したんだからあのままでもよかったんでしょうけどもね、修復済みWindows2000は信用ならんってことで(笑)
イチから再インストールです。
腕の見せ所のWindows Update。散々調べ尽くして泣きながらやったのは内緒です。
ご利用ありがとうございました。