Windows7なんだけど、再起動の繰り返しで正常に起動しない
というご依頼をいただきました。
最悪リカバリでの対処になるかもしれません、と予めお伝えし、そうなったらまた対応はご相談ということでお伺いとなりました。
マシンはLenovo G475。2011年のノートPCですね。
さっそく状況確認ということで、電源を入れてみます。ポチっと。
その前に。今回はちょっと意外な(?)展開でしたので画面写真とかは撮れていないです。変わったことがありすぎて、それを逐一検証している余裕がありませんでした。。すみません。
Lenovoのロゴが大きく出たあと、ここでいつもならWindowsのロゴですが、真っ先に回復コンソール画面っぽいものが立ち上がり、スタートアップ修復が始まります。ちょっとの間眺めていると「修復できませんでした」と表示。いつものことですね。
本来ならばハードディスクに問題がないかを確かめてからチェックディスクを行いたいところですが、ご訪問での作業で時間的にもそんなに悠長にやってられないということで、工程を省いてチェックディスクに入ります。DOS画面からコマンドを打ち込むと、
The type of the file system is NTFS. Cannot lock current drive. Windows cannot run disk checking on this volume because it is write protected.
初遭遇のメッセージが表示され、チェックディスク不可。う~ん・・・権限の問題? Administrator権限で回復コンソールに入ってるんだけどなぁ。。スタートアップ修復もダメ、チェックディスクもダメとなると・・・出来ることがお預かりしてからの長期戦くらいしかないないかなぁと頭を悩ませていると、ふとシステムの復元が目に入ってきた。
これだったらそんなに時間掛からないだろうし、これ以上事態が悪化することもない、ダメもとでやってみる価値はあるかなということで、正常に起動していた頃の復元ポイントを選び実行。(システムの復元の実行は、状況に寄ります。やたらめったらに行うのは推奨しません)
待つこと20,30分。
0x80070057
システムの復元中に不明なエラーが発生しました。
システムの復元は正しく完了しませんでした。
(画像ないですが、メッセージはほぼこのとおり)
エラーメッセージが表示され、システムの復元敢え無く失敗。。まあスタートアップ修復に失敗している時点で、システムの復元もうまく動かないってこともよくありますからね。これがWindowsクオリティです。逆にうまくいったらそれはそれで怖い。エラーメッセージを閉じると自動的に再起動が始まったので、これからやれることを頭でグルグルさせながら画面を眺めていると・・・
『ようこそ』
ふへぇっ!?
お客様と顔を見合わせます。。まさかのWindowsクオリティ。予想外の動きもWindowsだからということでしょうか。エラー終了しているのに、システムは正常に起動してしまいました。。なんてこったい。
と、ここでタイムオーバー。
お客様とご相談し、お預かりで作業を続けさせてもらうことに。この気持ち悪いまま途中で投げ出すわけにはいきません。
事務所に戻ってからソッコーでハードディスクの状態チェック。ツールを走らせること2時間強。オールグリーンで問題なし! これで安心して作業に入れます。
あとはWindowsが起動している状態で、もう一度システムの復元を実行。正常に復元できたところで、チェックディスクの実行。こちらも2時間弱で、なにやらちょこちょこ修正をしていた模様。
やっぱり、再起動を繰り返した原因はWindowsのシステムファイルに問題があったってことでしょうね。
それから10回以上の起動確認を行うも問題なし。翌日お引渡しに伺い、作業完了となりました。
ご利用ありがとうございました。