パソコンの電源は入るんだけどちゃんと起動してくれなくなってね。修復に失敗して再起動を繰り返すんですよ。
というご相談。
お持ちいただいたのは、NECの一体型デスクトップVN770/FS3ERです。
再起動を繰り返す症状
さあ、まずは現状の確認から。といきたいところですが、お客様曰くハードディスクがたぶんおかしいんじゃなかろうかとのことでして、私もまったくの同感でしたので作業的にはハードディスクの修復及びデータクローンからやっちゃってます。
ですから、下でお見せしている症状写真はすべて作業完了後のものです。
と、前置きをしておいて。
まずはスイッチオンしてすぐにブルー画面。
問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。
エラー情報を収集しています。自動的に再起動します。
再起動後、自動修復が始まり・・・
PCを診断中・・・
はいキター死刑宣告。。。
Windowsが正しく読み込まれませんでした
やっぱりダメじゃわ!とパソコンからの開き直りです。頭がエラいくせに、こういうところはバカなんですから。
ただ、この症状だけだと、ハードディスクが原因なのかどうかは不明なんですね。というのも、Windows7からWindows10にアップグレードしたパソコンは、この手のブルースクリーンが起こりやすくって。どこも悪くないのに。元がWindows7ってだけで。
ひどい話です。
VN770/FS3の分解作業
このままではまだ原因が特定できないので、重要参考人のハードディスクさんに事情を伺いにいきましょう。
分解というほどのものでもありませんが、背面カバーのネジを外して
パカっとやればすぐにハードディスクです。ほんとNECは良いメーカーだよ。
取り出したハードディスクの状態はというと、不良セクタがいっぱい。音楽CDでいうところの、キズがありすぎて音飛びしちゃってますね状態、と言い換えてもいいでしょうね。
ここからは地味なデータ修復作業と抽出作業をやっている間に、パソコンの内部クリーニングをやっつけます。
この溜まりに溜まったホコリを綺麗にしたあとのアフター画像が・・・なぜかないのよね。撮り忘れ?
ちゃんとキレイにしたんだから!と一応キレ気味に主張しておいてっと。でも、ほんとこれをやっておかないとファンがブンブン回りまくって、パソコン的にも人間的にもどっちにもマイナスですからね。掃除、大事です。
ハードディスクの修復とデータ移行が終われば、入れ換え式です。卒業生と在校生がお互いに向けてエールを送り合う、卒業生のあの名場面ですね。
さよなら先輩!
おれたち、これからもこのパソコンの中で一所懸命頑張るよ!
ハードディスク故障でハードディスクを交換しても、中のデータも環境もまったくそのまま修理完了。この手の修理がパソコン坊主の真骨頂です。
ご利用ありがとうございました。