Excelがすごく遅くて、まったく使い物にならない。来てもらえる?
というお問い合わせいただきましたが、嫌な予感がしたのでご来店をお願いしました。嫌な予感っていうのは、簡単には終わらないかもってことね。
ほんと、そのとおりになってしまいましたが・・・。
お預かりしたのはNECの一体型VS350/TSW。
誤った判断
こういう動作の遅いパソコンで1番にやることは、ハードディスクのチェックです。
修理屋御用達CrystalDiskInfoさんでは注意表示で代替済み1という表示。この1がいつ計上されたものか分かれば楽なんですけども、何度か再起動してみても数値に変動がないので、まだハードディスクは大丈夫でしょっていう判断をしました。
だけどパソコン全体がなーんかモッサリしてる。ハードディスクのアクセスランプも常に点灯状態。
しばらく各設定を見回っていると、WindowsUpdateが毎回エラー終了してる。詳細をみると、Anniversary Updateがいつも失敗してる感じ。つーことは、このディスクアクセスは毎回毎回デカいアップデートデータを落としてきては失敗してるからなんだろうな、と当たりをつけて
手動アップデート。
再起動後は、ディスクアクセスも起動後5分ほどで落ち着いて、ネット、Excelともに遅さを感じないレベルになったことから、作業完了となりました。
が、しかーし!
動作不良再び
それから2日後、お客様から「また動きが遅くて困っている。右上のランプがずっとチカチカしている。Excelがまるっきしダメ」とお電話。
あれ?Anniversary Updateのあとにまだ更新分が残ってたっけ??
とまだ自分の処置を疑わず。とりあえずもう1度診てくれないか、ということでお持ちいただきましたが・・・
本当におかしいんだろうか?と疑惑のまなざし。
あれだけExcelがダメとおっしゃっていたので、試しにポチっとやってみると
たしかにExcelがたちあがるのに数分待ち。しかもディスクアクセス100%。
まさかと思いハードディスクの状態を確認すると
なんてこったいハードディスク故障。
注意表示でも代替処理保留中が出たらアウトなんです。いたたた・・・マジかぁ。。。
ハードディスク不良は万病の元
お客様にソッコーお詫びのご連絡。ごめんなさい!割引価格でやらせてください!今度は直ります!と直談判の結果、なんとか修理させてもらえることに。チョッパヤでハードディスクを交換複製し、今度こそ作業完了!
ディスクアクセスも収まって、Excelもスイスイ。
今回の作業は本当に良い勉強させてもらえました。
この経験を生かせるよう、もっと診断の精度を上げていきます。
ご利用ありがとうございました。