やってきましたねー。カウントダウンも始まって7月29日まであとちょっと。絶対アップグレードしちゃうよ!だってもったいないもん!という方は、そこそこの物理的準備と心の準備をしてアップグレードに取り掛かりましょう。
失敗しても家電屋さんに持っていかないように。キレイさっぱりサラになって帰ってくるはずだから!しかも結構なお値段で!
さて、ひとしきり脅したところで(笑)
Windows10にして2か月くらいフツーに使えてたのに更新してシャットダウンを押したら使えなくなった、ということでお持ちいただきましたNECのLL750/LGです。
状況確認
正直、買い替えをご提案したいところなのですが、とりあえず見積り出してよってことで調査開始。症状はご覧のとおり
NECロゴのあとアンダーバーが点滅してWindowsが起動しないというもの。
フツーの修理屋さんならここでブート情報かハードディスクがぶっ壊れてると思うんすよ。私もフツーの修理屋の端くれなのでそう思ったわけで。
じゃあハードディスクを診てみよーっといくと・・・
まあ悪くはない。
じゃあブート情報か、とあたりをつけて作業開始。
ブート修復はつらいよ
ここからは全国の修理屋さん向け情報。てゆーか、うちでこれだけやりましたけど直りませんでしたー!ていう報告みたいなもんかな。
まずはスタートアップ修復の結果から。
ログファイルの確認はめんどくさがらずに。
オペレーティングシステムのバージョンが、スタートアップ修復と互換性がありません。このエラーメッセージ、アップグレードしたWindows10でほんとよく見る。
とりあえずWindows10のインストールディスクから試せることは全部やってみようってことで
1番可能性のあるコマンドプロンプトからbootrecコマンドを実行してみるもダメ。
お次はチェックディスク。
なにやらエラい勢いでやってくれてますが・・・
変わらず。
え!?システムの復元はどうかって?
役立たずに決まってますがな(笑)
このPCを初期状態に戻す
以下略。
そもそも思うにね、Windows10の起動システム情報は500MBなのよね。それがWindows7からアップグレードしちゃうと、Windows7の起動システム情報である100MBのデータが残ったままになる。んで、ケツのほうに回復用って名目で500MBがくっつくと。
それでスタートアップ修復が動くとちゃんと500MBのほう見てくれてんのかなぁ、と思うわけですよ。100MB見に行って、これちゃいますがな?となっとりゃせんですか、と思うわけですよ。
言い訳はこのくらいにして。。。
当店の負け。
解決方法は、事前にデータを避けておいてのWindows10クリーンインストールしかないよねってことでお客様にご連絡。「お金もそこそこ掛かりますし、買い替えの流れでいきましょう」と持っていったはずなのに、お客様からはそれくらいで直るなら「やってよ」と。
えええぇ!!
買い替えましょうよぉ・・・だってこの機種、元はVistaマシンじゃないっすか。。。それをWindows7入りの中古で買って今回Windows10にして、毎月の更新に耐え切れずこうなっちゃったんだからさぁ。。。
とは強く言えず、クリーンインストールで使える状態まで持っていくことに。奇跡的にあと数年もつかもしんないしね。
Windows10のススメ
Windows10ってネット上にはいろいろと被害報告が上がってて、当店も修理屋だから問題が起きたWindows10が持ち込まれるんですけど、個人的には嫌いじゃないんすよね。どんなWindows7マシンでも極力動かさないといけないってことで作られてるから、クリーンインストールしただけでこのとおり
ほとんどのドライバが勝手にあたっちゃう。これって修理屋からしたらありがたいことで。ドライバのインストールに料金がかかる修理屋がほとんどのこの業界で、このドライバインストール要らずは画期的だと思うのよね。
まあそんくらいかな(笑)
というわけで、初期化してデータは残してメールの設定はサービスして作業完了!
ご利用ありがとうございました。