パソコンがとてつもなく遅いので診てもらえませんか?
ということでお持ちいただきました。電車から見える看板が気になってて・・・とお客様。うれしいじゃないですかー!がんばっちゃお!!
お預かりしたのは富士通のAH530/1B。
まさに激重
さっそくスイッチを入れてみると
ウェルカム。
しばらくしてデスクトップが表示され・・・
ここからが長い。
4,5分待って、ようやくデスクトップがフルパワー。
ハードディスク容量を確認するためエクスプローラーを表示させてみるも、それだけで2分3分。そして忘れた頃に起動音。よくこの状態で我慢されましたねぇ。
犯人はハードディスクなんだけど仮釈放
ソフト上ではハードディスク問題ナシの結果でしたが、複製を作成し起動してみると快適に起動しちゃうじゃあーりませんか。やっぱハードディスクですねーとお客様にご連絡すると、
前回修理してもらった業者がハードディスクを交換したと言ってたような気がする。費用も3万円ほど掛かった。どういうことなんでしょう。
とお客様も納得されないご様子でしたので、ここは当店のほうから、1度引き取っていただき前回の修理業者さんにご相談されてみてはどうでしょうかとご提案。お客様に再度ご来店いただきお引渡ししたのですが・・・その際、
ハードディスクの製造年月日が2010年9月だったので、交換されていないかもしれません。交換した形跡もないように思うんですよねぇ、とそれとなくご報告。
ただまぁきっとその修理業者さんがうまくやってくれるでしょう。また何かあればご相談くださーい!と送り出した数日後・・・
ハードディスク容疑者出頭
お客様からやっぱりそちらで修理してほしいとお電話が。え?どうなったんです?と尋ねると、ハードディスクは交換してない、また修理となったらそれなりの金額になるということだったそうです。
前回もWindowsの起動不良だったらしいですが、ハードディスク交換なしで直って3万円って結構なもんですねぇ。当店もそれくらいで営業していいんでしょうか。儲かりすぎて困っちゃう(笑)
容疑者確保でズバっと解決
さて、お客様には右往左往してもらって申し訳なかったですが、ここからが当店修理分です。いい加減な業者のせいで事の成り行きがメインになっちゃって修理編はすごく短編ですが・・・。
ハードディスクを640GBから500GBへ交換、データはそのままクローンしアライメントを調整。
ハードディスクを交換しても、データそのまま使い勝手そのまま、まるごとそのままで修理完了。ご利用ありがとうございました。
パソコン修理の難しいところ
引越しサイトや保険サイトみたいに、簡単に相見積もりできないのがパソコン修理の痛いところ。地道にいくつかお店を周って見積もりとるのも面倒くさいし、しっかりしてるのか怪しいのか、食べログみたいにレビューですぐわかるわけでもないし、本当お店選びは難しいところです。当店としては、結局は大手が安心、となってしまう風潮だけが気がかりなんですよね。
小さなお店のほうこそ、信頼がなによりも大事
人の振り見て我が振り直せ。いつまでも必要とされるお店でいられるように、当店も気を引き締めていきましょう!
あと、いい加減な修理屋さんは今回のようなしっぺ返しが必ず来ますから、誠実で正直な商売をしてください。同業者に迷惑を掛けないように!メッ!