壊れたハードディスクからデータを取り出してほしい
というご依頼でお持ちいただいたのはTOSHIBA dynabook EX/56MWH。と小ぶりなダンボール。
あれ?お客様がご自身で取り出されたのかな・・・?
というとそうではなく、修理から帰ってきた品だそうです。パソコンの電源を入れると初期状態に戻ってるということは、ハードディスクを交換して初期化したんでしょうねぇ。
んで、取り出したハードディスクは工場に送ってまっさらに。
そこに待ったをかけたのがお客様。大事なデータが入ってるからちょっとの間貸してほしいと頼んだそうです。
家電量販店の5年保証に入られている方は覚えておいたほうがいいかも。家電量販店のパソコン修理はデータには一切関知しません。なので、今回のお客様のようにこちらからストップを掛けないと、あっという間にまっさらクリーニングで返ってきます。
シャレになりません。
気をつけましょう。
壊れたハードディスクということですので、いけるかどうかわかりませんと念を押した上で作業開始。
さーって、どの程度の壊れっぷりかなぁと暢気に構えていたら
物凄い数の不良セクタ。。。
あまりにひどいもんですから、データ救出作業が途中からほとんど進まず。
たしかこの壊れたハードディスク、1,2週間の貸し出しってお客様が言ってたんだけど、終わるのに1ヶ月は掛かりそうな感じ。。。
どうすんのこれ(笑)
弱ったなーと考えこんでいたらタイミングよく救出処理が強制終了。ハードディスクさんがギブアップしやがったみたいです。きっと死にかけだったのね。でも6割はなんとか救出。
そのデータを修理から戻ってきたパソコンに移していきます。ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、お気に入り、ミュージック、その他もろもろ。
見た感じ、おっ!?結構あるぞ、と思いましたが先走りはいけません。お客様には「ぼちぼち出せたみたいなのでご確認願います」とご足労いただきます。
さて、緊張のお客様確認。
結果は
「結構あります。ありがとうございます。」
よしよし。救出した6割にほとんどのデータ入ってたみたいですね。ハードディスクは先頭から保存していくからそれのおかげでしょう。
今回は、私も強運、お客様も強運ってことで。
毎回この強運が続きますように。
ご利用ありがとうございました。