イージーな液晶割れ記事を書いたあとは、満を持してハンダ修理の記事を書きたかったんですが・・・、前回の記事のせいで液晶修理が立て続けに来たわけです。そしてまた私は楽なほうへ流されるのでありました。すいませぬ。
バイクに他の荷物と載せていたらこんなことになった、ということで液晶が割れたパソコンをお持ちいただきました。まだ購入して2年だそうです。すいませんねぇ、最近のパソコンは大体やわなんですよ。。。

ネジは見えているので4本。ラバーゴムが上下に走っていますが、裏には隠しネジはありませんでした。いかにもなんですけどね。
いつもならここでACアダプタの詳細に触れるんですが、今回はナシ。1枚目にACアダプタ映ってんですけどもね、これは修理完了後にお客様にお持ちいただいたわけで。すみません、ご足労お掛けして。手持ちの19.5Vは全部差し込みの形状が合わなかったというわけです。無念。

裏面のネジ4本外せば一気にここまで。ツメで引っ掛かっているだけですから、根性で突破しましょう。なんとなくの思いとしては、最近のツメは頑丈になりましたよねぇ。樹脂っぽい?ちょいと前まではガンガン折れていってた気がしましたが。修理屋にやさしくなったものです。とはいえ、液晶パネル交換自体はややハードモードにしちゃってくれてますけどね。昔がイージーすぎたとも言えなくもないですが。

この辺は適当に写真を撮っておきましょう。保険みたいなものです。

つなぎ目2か所と

WiFiケーブルのあたりも。

あとは余談でメモリ情報とか。マイクロンの8GBでPC4-3200。1Rx16とかね、地味にこのへんも揃えたいところ。

SSDはNVMeのM.2 2280。MZ-VL42560ってことはSAMSUNGですか。良いもの使ってますね。

でもって簡単にここまで。バッテリーを取り外して上半身と下半身に分離するのが液晶修理のセオリーなのです。
ここからちょっとだけ面倒。上半身をさらにバラしていくわけですが、画面枠が戸惑うんじゃないかなぁと思うのですよ。修理屋目線だと。

写真はバラした直後ではなくて組み上げてる最中のものなんで、やや辻褄が合わなくなっていますが・・・。ポイントは画面枠は両面テープで留まっているので、恐れずグイグイ突き進むしかないってことですね。キレイに剥がそうとは思わず、また両面テープ貼り直すつもりでやってください。
枠が外せたらあとはパネルのみ。

パネル裏の両面テープは取り外すための親切ガイドが用意されていますから、そこを持って手前に慎重に引いていけば難なくいけます。

意外と液晶ケーブルの取り回しが面倒だったんでしょうね。写真を撮ってるということはそうとしか考えられない。ので、ここもポイント。

丸裸になった液晶パネル。ナスカの地上絵みたいですね。画面割れがよく分かります。

元パネルの型番がLP156WFE(SP)(P1)で、交換後のパネルがNV156FHM-N4Z。15.6インチのフルHDです。30ピンのノングレア。
両面テープたっぷりで仕上げたのがこちら。

液晶の交換修理はこの状態がスタートみたいなもんで、ここがすべてと思ってやっています。それ以外の分解はおまけみたいなもんかな。
あとは順番通り元に戻していくだけ。スイッチオンでこのとおり。

ご利用ありがとうございました。







