自分で初期化しようとしたけどうまくいかない。使えるようにしてもらえないだろうか。
ということでお持ちいただきました。マックです。私ほどになるとマックといえばマック鈴木。まだ野球に関わっておられるんでしょうか、ご本人は。気になるなぁ。
検索欄にマック鈴木と打てばいいものを、そこまでしようという気にはならないのは、なぜなのか。ここでは散々マック鈴木と打ちまくってるのに。不思議ですね人間の怠惰って。こじらせるとゴミ屋敷一直線だったり。振り幅ハンパない。
そんな哲学的なことは置いといて。マックは直せますか?と聞かれると反射的に「ちょっと・・・」と拒否反応を示すパソコン坊主が、なぜ今回はすんなりお受けしたかというと、前にWindowsパソコンを修理したお客様だったからなんですね。そういう方がスッと持ってこられると、とりあえず診てみます、になっちゃう不思議。期待しないでねと言い添えてお預かりしたのがこちらです。
状況確認
マックは緊張するなあーと言いつつ、スイッチオン。で、なにこのフォルダ画面。。。
おれは壊れてんだぞ!っていう自己主張が強すぎるというか、一目でヤバイ感が伝わってくるこの感じ。さすがマックです。分かりやすい。
仕方ないのでcommand+Rを同時押し。
そしてディスクユーティリティに。
えーっと、ハードディスクさんはどちらですかねえ~と見て回っていると、ありました。アップル純正のSSD?が付いてる。つーか、認識してる!?てことはどこも壊れてないんじゃないの?
試しにディスク消去でSSDをキレイな状態にして
お客様のほうで散々試されたというOS再インストールを実施してみる。
しかしながらのアウトー!
ですよねー。これがうまくいってれば、このマック鈴木はここにいないっつーの。
M2.2280SSD交換作業
さあて、OSの初期化に失敗するということは、やっぱここなんじゃないの?ってことで
分解してSSD交換にチャレンジしてみます。
必要な工具は、Mac用の星型ドライバーと
トルクスドライバー。T5ね。トルクスは大体のサイズを用意してんすけど、星型はiPhone用しかなくてね。
けど探せばあるもんで。引き出しの奥に眠ってる安物特殊ドライバーセットの中に、MacBookに使える星形ドライバーを運よく発見したのでした。ラッキーマン。
取り外した純正専用SSDの代わりに、汎用SSDと変換アダプタのセットで部品代を安く上げます。
Amazonの変換アダプタレビューを覗くと、あーだこーだ書いてますけどね、日本語が怪しいのは無視するとして、パッと目を通して大丈夫だろって判断できれば、安いやつを買っても全然使えるはずです。
自分でやっちゃおうって方はこの変換アダプタの選定が最大の山場だと思うんですが、気楽に選んでもらっていいんじゃないでしょうか。
ちなみに上の写真のもので1,300円くらい。下は1,000円以下から上は3,000円以上までありましたけども、おそらくはどれもちゃんと使えるんだと思います。なんといっても安心の中華製ですからね。
中華製韓国製が日本製よりも劣る!と考えてる方は、少し冷静になってみてください。ハイテクものでMade in Japanなんて最近見ました?そんなのマボロシですよ。
サムスンのSSDだから壊れたんだ!と反射的に言わないでください。日本製はそもそも採用すらされません。サムスンの品質には敵わないから。日本最強伝説はもう90年代で終わったんです。マーティがドクに言ってた「良い物は全部日本製だよッ」でフィニッシュなんです。
はぁ~スッキリした。
バッチリ装着できたら、再度ディスクユーティリティにいって、SSDをキレイにしてからのMacの初期化を実施。
SSDが見えないぞ!という方は、command+option+RでいくとSSDを認識してくれるかもしれません。もしくは、以下のアップルページが参考になるはずです。
macOS 復元から macOS を再インストールする方法 – Apple サポート
macOS の起動可能なインストーラを作成する方法 – Apple サポート
変換アダプタを疑うのは最後の最後まで封印しよう!
ご利用ありがとうございました。