子供が使ってるパソコンの画面が割れてしまった。直したらいいのか買い替えたらいいのか・・・正直分からない。
というご相談。
悩んでるお客様を前につい平気で「どっちでもいいんじゃないですか?」と言ってしまうクソ坊主なんですが、今回はちょいと本気出してお客様のお悩みに乗っかってみました。
お持ちいただいたのは、dynabookのT554/45LGSという機種です。
修理すべきか否か
まずは1番の判断ポイント、修理費用について。
大体の修理屋の画面割れ修理のお値段は、部品代込で2万円から。無店舗型ネット直送のお安いところを探せば1万円前半からありそうですが、家賃駐車場代その他光熱費が掛かっている当店には無理ですし、当店のような店舗型をお探しのお客様には端から選択肢に入らないでしょう。
金額の次に大事なポイント、データについて。
修理なら壊れる前の状態からスタートできて、買い替えればイチからのスタート。いや、人によってはデータはお金以上に最優先だったりしますか。お金には換えられないデータってありますもんね。
そしてよく聞かれるポイント、寿命について。
これはですねぇ、難しい問題です。その難しい問題をシンプルに表現するなら、地獄のロウソクでしょうか。昔話とかによく出てくるアレです。修理なら、1度消えたロウソクの火を再び灯すだけですけど、買い替えだとロウソクが新しくなります。おまけに、買い替えだとパソコンの性能もアップするはず。修理だと良くも悪くも現状維持です。
あと細かいところを挙げれば、使用頻度とか。よく使う人なら、買い替えでの性能アップは使い勝手の向上にもつながり、買い替えの恩恵が大きい。使うのはもっぱら文書作成か印刷をするくらいで、そんなに使うこともないよって人なら、現状維持のほうが急で不要な出費が抑えられる修理のほうが満足感が大きいかもしれません。
大体の判断基準はこんなとこでしょう。
あっそうだ。寿命について補足するなら、この先どのくらい使えるかなんて誰にも分かりません。冗談抜きで(笑)
だから、そういう風に考える人には、パソコンは1年1万円のリースだと思ってもらえればいいんじゃないかと。修理に持って来られる方は、大体使用歴が6年7年未満の方がほとんどで、10万円以上出してんだから10年くらいは動いてよって人が多い印象です。テレビもエアコンも10年だし。だから、直せばそれくらいまではいければいいねってことなんだと思います。基本、交換した部品はそれなりに持ってくれますけども、それ以外がどんどんダメになっていくのがその次で。そのへんは車みたいなもんですね。メンテナンスしつつ乗っていって、修理の連続で全体的に劣化していったら、もう乗り換えようか、と。
だから修理したらどのくらい使える?の解は、2年から3年。うまくいけば5年。運が悪けりゃ1年未満かも。以上!
深く考えればキリがない。まあ正直なとこ・・・買い替え費用と修理費用を天秤にかける方がほとんどだから、あっさり修理!となりがちですがね。ただ、金額は大きく違う分、使える年数も違ってくるはずなので、そこだけ注意が必要。見積りをもらったら即答せずに、一旦電話を切って冷静になることが肝要です。Beクール!
いやー疲れた。。
書きすぎた。。。長文は苦手なんすよ。てにをはとか接続詞とか。
さあて、直すとすっか!
そうです、今回のお客様は修理!いいと思いまーす!!
その前に。
液晶パネル交換時の注意点
パネル交換はすぐ画面にまっしぐら。大体の方は。それでも大体は直っちゃうんだと思います。でも、たまに失敗する人がいる。そう、何を隠そう昔の私です。。
Windows8以降の機種は大体がバッテリーを簡単に取り外せません。内部にガッチリ入っています。
そのバッテリーを取り外してからパネルを交換しないと、稀に失敗することがあるんですねえ。最初出くわしたときは世界の七不思議かと思いました。
バッテリーの内蔵化は、外して大事に保管しておく人が減っただろうし、それはそれでよかったと思うんだけどね、全国の修理屋には不評のはずです。
これでようやくスタート地点。
交換作業
パカッとパネルを取り外して
元パネルはLTN156AT30-T01
新パネルはB156XW04
いやーキレイ
たまたま合うパネルの在庫があり当日で修理完了となりました。
ご利用ありがとうございました。