画面を持った拍子にぴきっといってしまって、そこからじわじわ広がって何が映っているかもわからんようになってしまった。一体型なんだけど直せる?
というご相談。
基本パソコンってやつは機械なので直せないことはないんですよね。部品が手に入らないとかを除いて。あとは費用とのご相談ってやつでして。
一体型パソコンの液晶って、そりゃ当たり前のようにノートパソコンの液晶よりも高価。なので、そのへんお客様とよくよくご相談させてもらうのですが、今回はそれでもやってくれというわけで久々の一体型の液晶交換修理となりました。
お預かりしたのはこちら。
液晶交換の簡単な流れ
モノにもよりますが、一体型はそこそこ面倒です。ていうか、この業界の大御所ルキテックさんもおっしゃるように場所をとりますね。
きっと富士通、VAIOあたりが1番手間がかかって、今回のNECがそこそこ簡単なはず。テキトーに言っていますが、当たらずとも遠からずといったところじゃないかな。
能書きはこのへんで終わらせて、どんどんネジを外していきましょう。
裏のプラカバーを外したところ。
メイン基板やらハードディスク、DVDドライブその他細かいのがいっぱいありますが、ここで外すのはハードディスクのみ。それと両サイドの端子カバー。
そこまで済んだら、よーく構造を見ましょう。なんとなく、あそことあそことあそこのネジを外せば画面まですぐなんじゃね?というところが見つかるはずなので、そのネジさえやっつけてしまえば
一気に液晶パネルに到着するわけです。
言ってる意味がわかんねーよ!タコ坊主!!と言いたいそこのあなた。下の写真を見て私が言いたいことをなんとか汲み取ってくださいな。
当店は狭いですからね、置く場所なくてこのザマです。。。
交換するパネルはLM215WF3(SL)(D1)。
互換パネルじゃダメなの?と思いましたが、どうやら一体型用はそんなに種類がないみたいで。仕方なく同型番パネルを使用。
分解のポイント
流れはここまでで、あとは個人的なポイントだけ。
最終的には背面カバー、メイン基板フレーム、前面パネルの3層構造になっているんだけど、その2層目のメイン基板部分を取り外したいとき、サイドの端子カバーを先にパカっと外してやらないとダメなわけなのね。
さらに液晶ケーブル付属のアース線も忘れないように。
これは液晶パネル左下に刺さってるフラットケーブルで、「外すのを忘れないでー!」じゃなくて、新しいパネルに付けるのを忘れないでーってこと(笑)
以上のチェックポイントに引っ掛からなければ、このとおり。
ご利用ありがとうございました。