数か月前からハードディスクの調子がおかしかったから、録画モードをSDカードにして使っていた。ハードディスクがダメになる前にデータを移しておこうと再生モードにしたら映像がすべてなくなっていた。
ということでお持ちいただきましたSONYのハンディカムHDR-XR350V。
HDDビデオカメラの功罪
ハードディスクタイプはもうほとんど売られていませんが、2010年頃までは店頭に並んでましたよね。手のひらで円盤がぐるぐる回ってんだから、そりゃ衝撃で簡単にダメになるだろなぁってことです。
しかもこのHDR-XR350V、修理歴があるそうで。2年前にソニー直行のハードディスク交換修理を受けたとのこと。修理後2年でこれじゃあねぇ。。。
ビデオカメラ本体に“HDD”と大きく刻まれてる機種をお持ちの方は、要注意、お願いします。
RAWデータの復旧
ビデオカメラの電源は基本入れることありませんから、分解して復旧用マシンにつなぎます。
診断結果は重症。中身がRAW化してる上に、ハードディスクから金属音が・・・。
ヤバイヤバイとなりながら、ダメだこりゃとなりながら、不安でいっぱいになりながらも粘り強くデータ復旧を続けるとこのとおり。
160GBのハードディスクから140GB超、ほぼすべての映像を回収!
いや~しっかし今回はほんとギリでした。あとちょっとお客様が電源オンオフしてたら・・・と思うと、こんなハッピーな結果にはならなかったでしょうね。
ご利用ありがとうございました。