dynabook TX/67LWH ブルースクリーン~広島市南区北大河町

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2012/12/20 内容修正。
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パソコンが不安定だから直して

というご依頼をいただきました。
起動にコケたり、動いたと思ってもしばらくしてブルースクリーン。
ブルースクリーンになってくれるだけまだマシなのですが、肝心のエラーコードがまちまちという状況。これじゃあ特定も出来ません。

時間が掛かります、ということでお預かりすることに。
自転車で来れる距離で助かりました。

お預かりしたPCは、TOSHIBAのdynabook TX/67LWH。
2010年のノートパソコンです。Windows7の32bit。めずらしいですよね。7の32bitは。

20121218_TX67LWH_01

お預かりしたからには、徹底的に調べ上げます。

まずはメモリやハードディスク。異常なし。
じゃあシステムですね、ということで、試しにセーフモード立ち上げてみます。

セーフモードのまましばらく放置。
異常なし。

セーフモードでの起動を繰り返す。
異常なし。

あ~、こりゃWindowsのシステムですか。
というわけで、なにか目に付くようなソフトでも入ってないかと探してみても、特に変わったものはなし。う~ん・・・さっぱり手がかりなし。。

とにかくきっかけが欲しくてお客様にご連絡。どういう作業を日常されていたか、なにか思い当たる節はないかをお尋ねしますが、特に引っ掛かるようなお話はありませんでした。

ひとつだけ収穫があったといえば、何度もお客様のほうでリカバリされているということ。当店をご利用いただく約1ヶ月前にリカバリされたそうです。

システム的にはクリーン。
う~ん・・・。

もうちょっと情報が欲しい、ということでGoogle先生に頼ってみると
『dynabook ブルースクリーン』
が、ちらほら出てきます。

その中にあったのが無線LANまわりのせいでブルースクリーンが出るというもの。
ndis.sysがキーワードらしいです。
そういえば・・・

20121218_TX67LWH_02

DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL
STOP: 0x000000D1
ndis.sys

バッチリど真ん中のブルースクリーンが表示されてました。。(笑)
やっぱり写真撮ってると、いざというとき役に立ちますね。

参考にしたのはこれらのサイト。
競合が原因でNDIS.SYSドライバにてSTOP 0xD1が発生
STOP: 0x000000D1エラー:ブルースクリーン原因について。 – マイクロソフト コミュニティ

どうやら、dynabookは無線LANドライバに不具合があるみたいですね。ドライバを更新するしか手がなさそうなので、TOSHIBAのサポートサイトから最新ドライバをダウンロード。ドライバ更新後、数回再起動するも症状が出てこなかったので、一旦ここで切り上げ。

お客様のところにお持ちし、起動でコケるようなことがあればご連絡くださいとお伝えし、なんとか修理終了となりました。

しかし・・・
後日ブルースクリーン再発。

えー!?なんでだー!
再訪問させてもらい、再度パソコンを診させてもらっているとブルースクリーン発生!

20121218_TX67LWH_03

ちくしょー!しつこいなぁもう!
と言ったところで、原因がさっぱり分かりません。ブルースクリーンのエラーコードも、きっと当てにならない内容。やっぱり無線LANがおかしいんじゃないかと目をつけて、ドライバをTOSHIBA純正じゃないものに差し替えることに。

内蔵の無線LANチップはRealtek製なので、型番からドライバを検索します。そして見つかったのがこちら。
RTL8191SE-VA2 無線LANドライバ

TX/67LWHをお使いの方は、RTL8191SE-VA2の(support Windows 7)のほうをダウンロードしてください。

解凍後、デバイスマネージャのドライバの更新から更新。
再起動後、しばらく操作するも異常なし。再起動を数回繰り返すも異常なし。お客様の前で、大体の操作を試すもブルースクリーンなし。これならもう大丈夫でしょう!とOKをいただき、作業完了となりました。

ふう~。。。ドライバでここまで手こずるなんて・・・まだまだ思慮深さが足りないですね。反省します。