電源は入るんだけど画面に何も映らない。なんとか動くようにならないだろうか?
というご相談。
お金を掛ければなんとでもなります・・・とは言ってみたものの、本当になんとかなるのか必死で部品を探します。。。(笑)
で、なんとか同型番の部品を探し出し調達できる目処がたったところで御見積りのご連絡。
フツーはみなさんこのレベルの修理代になると新しいのを購入されるんですけどね、今回は法人様ということもありどうしてもこの環境が必要なんだという事情があった上での高額見積りドドーン!と提示させてもらったのですが、あっさり「やってください」という流れになりました。怖いね、お金持ちって。
ちなみに修理屋さんの高額見積りって、全然儲かってませんから。修理屋さんっていうか、パソコン坊主限定かもしれませんけども。だって部品代が高いだけで、作業代はいつもどおりですからねぇ。高い!なんとかならんのかいな!?と言われても一切値引きしない当店の頑なさは、こういう理由からなんです。わかってちょうだいよ!
さて、もう言いたいこと言ってほぼ出し切った感ありますが、一応修理の流れだけでも載っけときましょっか。あぁ~こっから面倒くさー。
お預かりしたのはヒューレッドパッカード製ProBook 430のG2。
HP製の故障判断はCapsLock
新しめのHPパソコンはキーボードの光り方で故障箇所が分かるそうで・・・
今回はCapsLockキーが周期的に1回光るというもの。
HPノートブックPC – コンピューターが起動せず、LEDが点灯する、またはビープ音コードが鳴る | HP®カスタマーサポート
1回はCPU故障って書いてあるけど、どうせメモリ差しなおしたら直ってしまうんちゃうん?と思ったんですけどね、あっさり撃沈。人生の厳しさを知る。
ProBook430の分解
気を取り直して、当初の想定どおりマザーボード交換いってみましょう。
まずは基本の裏面から。
裏面のネジ全部やっつけたら、表に返ってキーボード。
キーボード下のネジを外せば御開帳。
ここで、仕入れた同型番のマザーボードと交換です。
CPU交換じゃなくてマザー交換!?と思っちゃいますけどね、この機種はマザーにCPUがくっついちゃってるんですよね。だからCPU交換=マザー交換なのです。それに、どうせCPUが悪いんじゃなくてマザーボード側がダメなんだろうし。CPUが壊れるわけねぇーじゃん!と大胆に言い切っちゃう。
良い仕事ができれば、電源オンでWindowsを起動しています
ハードディスクは正常ですからね、マザーボードを交換してもデータそのままログイン画面もそのままなのです。
Windowsの認証もガッツリそのまま問題なし。
ご利用ありがとうございました。