電源は入るのよ。でも起動せんのよ。先に進んでくれんのんよ。とりあえず持って行くけ診てくださいや。
ということでお持ちいただきました、VAIOのVGN-NS72JBです。
症状確認
お預かりでやらせてもらいますから、ということで時間をたっぷりかけるつもりで診断スタート。
電源入れてまず気付いたのがハードディスクがずっと点灯してること。
VAIOのロゴ画面のあとはずっと黒い画面のまま。ただ黒いだけかというとそうではなく、バックライトは光ってるからぼんやりと背景が白いんです。黒いんだけど白い。オセロみたいに白黒はっきりできないのが表現の難しいところですな。。
それをじっと10分から20分くらい待っていると、自動的に再起動がかかる。ここまでが一連の動作で、あとはこれの繰り返し。
ふ~ん・・・さっぱり分からんちんですわ(笑)
VGN-NS72JBの分解作業
BIOSは表示されてメモリも問題なしってことなので、こりゃメイン基板か!?と疑いがちですが、とりあえずハードディスクさんに挨拶しとこうよってことで分解いってみましょ!
基本の裏面から。
ハードディスクは簡単着脱タイプじゃないので、見えるネジ全部外しちゃいます。
あとはパカっとやればハードディスクさんチース。
気になる状態はというと、致命傷になる不良セクタを2か所発見。ただ、起動しなくなるようなパーティション開始すぐのところじゃなく、ハードディスクのずっとケツのほうなんですよねぇ。
まさかSMARTに少しでも異常値があると起動を止めちゃう、超安全設計バイオなのかい???
ハードディスク交換後もデータそのまま
案ずるより産むが易し。ハードディスクを換えてみたら
あっさり起動。
もちろんいつもの画面でいつもの使い勝手で修理完了です。
それなりにハードディスクにダメージがありましたから、起動後はSFCコマンドその他で修復かけてます。このへんやっておかないとパソコンが遅いままなので、自分でやっちゃう人は注意してくださいね。交換ハードディスクがAFTならラピッドさんも追加で!
ご利用ありがとうございました。