共有フォルダの中身が空になってしまった。急いで診てもらいたい。
年末のほんと末に頂いたお問い合わせです。
業務でお使いのNASのようなので、とりあえずお伺いしてみることに。
現場には5台ほどのPCがあり、各デスクトップに共有フォルダのアイコンが置かれている状況。共有フォルダを開いてもらうと、中はスッカラカン。ネットワーク的におかしいわけじゃなく、共有にアクセスした上で、中身が見えていない状態。
で、この共有フォルダが入った機器はというと・・・
BUFFALOさんのAirStationにUSB接続されたHDCR-U500。状態を確認すると不良セクタあり。
というわけで、お預かりしてデータ復旧作業開始。
まずは3枚におろして
救出用マシンでデータ抽出。
抽出後中身を確認しようとするも
ハードディスク自体にアクセスできず。
なんでやねん?と調べていくと、どうやらXFSフォーマットが関係しているみたい。AirStationで簡易NASを設定すると、FAT32かXFSのどちらかになるそうです。これを設定した方はXFSにしちゃった、というわけですねぇ。
なんでもそうなんですが、まさかに備えて汎用性のあるものがオススメです。
XFSしちゃったせいでデータ復旧できないよー
じゃシャレになりませんから。
さて、XFSの場合はLinuxで読めるそうなので、今回はUbuntuマシンに接続。XFSを扱うためのプラグインを入れて、魔法のコマンドを
sudo xfs_repair -L /dev/sd*
2回打ち込む。
2回の理由は、構造体?みたいなものが残ってると言われたから。深い意味はありません。2回やったら中身見れたよー程度のことです。
上記コマンドを打つとダーっとログが流れていくので、それをひとしきり眺めていると
データ大復活。
ファイル名が見るからに重要そうです(笑)
これを別にお預かりしている外付けハードディスクに移して作業完了!
ご利用ありがとうございました。