Cドライブの容量がいっぱいで何もできない
という症状で当店へお持ちいただいたFMV STYLISTIC QH77/J。
量販店の店頭以外では初のWindows8ということで、若干の戸惑いがありますが(笑)、うろたえる姿でお客様を不安にさせるわけにはいきませんので、小慣れた雰囲気を出しつつ作業に入ります。
さっそくエクスプローラでドライブ容量を確認。たしかに真っ赤っか。何かをアンインストールしようにもそれすらままならないということなので、とにかくスペース確保を真っ先にします。
その結果・・・
なんとかここまでは空けました。
この機種は工場出荷状態でCドライブに16Gの空きというのが各レビューサイトに掲載されていたので、それを信じるとまぁこんなもんかなぁと、このラインを目安とすることに。
【西川和久の不定期コラム】 富士通「FMV STYLISTIC QH77/J」 ~合体式の11.6型ハイブリッドPC
さてここから原因を探っていきます。
・お客様のお話では、このPCは購入したばかりだということ
・そしてほとんど使用していないということ
・大きなファイルを保存したことはないということ
・あとからインストールしたソフトはセキュリティソフトとAdobe CS6くらいしかないということ
じゃあどちらかのソフトが怪しいなぁー
目星をつけたソフトを再インストールしていき、どのソフトに問題があったのかを検証していきます。
まずはAdobe CS6。これは外付けポータブルHDDに導入。こういう入れ方は正直好きではないのですが、このCドライブの容量では致し方なし。
外付けのDドライブにガッツリ10G超入ると同時に、Cドライブにも2.5Gほど容量を食います。これも想定内。
お次はセキュリティソフト。カスペルスキーインターネットセキュリティ2013ですね。
インストールは問題なし。完了後、自動で起動します。しばらくすると・・・
なにやらエラー状態に。。。
カスペルスキーインターネットセキュリティ2013のサービスがメモリから読み込みを解除されました。
そしてセキュリティの催促。「両方とも無効になってるからなんとかしろよー!」とWindowsさんに攻め立てられます。。
弱ったなぁ~と思いながら、ふとエクスプローラに目をやると
ガッツリと空き容量が減っていってる・・・!!
カスペルスキーを有効にしてやり、しばらくすると勝手に無効になる。どうやらそのタイミングでCドライブの容量が減っている感じ。
どこに巨大ファイルが出来てんだ!?と探っていくと・・・
ありました、こんなところにProgramData。ここってデフォルトだと隠しフォルダでしょ?そんなとこに巨大ファイル作っちゃダメだろ。。。(笑)
エラーのたびにログファイルみたいなものが生成されるので、カスペルスキーのログ設定をオフ。
詳細はコチラ
カスペルスキー インターネット セキュリティ でトレースログを取得する方法
デフォルトではオフになってないのかな?一応これでカスペルスキーが停止しても巨大なログは吐き出されなくなった。
あとはなんでカスペルスキーが動作を停止しちゃうかなんだけどなぁー。さっぱりわかりません!正直、素の状態で動きが不安定ってことは、初期セットアップされている富士通アプリとの相性が悪いってことくらいしか思い当たらない。
Adobeが怪しいんじゃないかというツッコミがありそうですが、アンインストール時にカスペルスキー単体でのCドライブ容量逼迫を確認しているので、Adobeとカスペルスキーの相性は問題ないはず。
そのことをお客様にお伝えし、スタートアップに登録されているいくつかの富士通アプリを停止、これでしばらく様子をみてくださいということで、一旦お渡しとなりました。
ご利用ありがとうございました。