画面が急に映らなくなったんよ。前に一回買ったとこに修理出してね、これで二度目。できればもう前のところには頼みたくなくてね。診てもらえる?
ということでお持ちくださいました。どうやらお客様は家電屋さんで雑な扱いを受けたそうですが・・・私は大丈夫でしょうか?と一瞬聞きそうになってしまいました。丁寧にはやってるつもりなんですけども、かしこまりすぎると一周まわって変な日本語になるヤングあるあるがたまに出てしまうパソコン坊主なのです。
まあそんなこと気にしてなさそうなお客様の表情なので、及第点なのでしょう。お預かりしたのは東芝ダイナブックです。
一筋縄にはいかないパネル選定
ノートパソコンの液晶に映らなくて、外部出力のモニターに映っているということはほぼ液晶パネルで確定なのですが、念のため、手持ちのパネルで動作確認してみます。
ちなみに確認用のパネルは解像度は違いますが、ピン数インチ数ともに同じやつです。
結果はBIOS表示OK。色は変ですけどね、そのへんは互換性がないパネルを使ってるからで、映ってしまえば確認OKです。写真がないのは、このあとのてんてこ舞いのせい。
さて、パネルさえ換えてしまえば修理完了と分かったんです。部品屋さんにパネルを買いに走って、いざ交換じゃい!!
が・・・映りませんがな。。。パネル屋さんが用意してくれたのは、元パネルと同じ型番のLP156WF6(SP)(A1)。30ピンのフルHD規格です。互換パネルではなく、同型パネルなのにどうしてよ?まさか新品が不良品だった??いや、部品屋さんでパネル表示確認したしなあ。どういうことよ。。。
と自問しても何も現状は変わりません。唸ってないで部品屋さんに直行します。今度は依頼品のパソコン片手に。そこで、部品屋さんにある互換パネルを片っ端から試していき、3枚目でようやく映ってくれたのがこちらのパネル。
NV156FHM-N42
今まで相当な枚数の互換パネルを見てますけど、この手の型番はあまり見かけたことがない。そんなマイナーパネルが見事な仕事をしてくれるとは。
これまででイチニを争うパネル交換修理でした。部品屋さんにひたすら感謝。
ご利用ありがとうございました。