久しぶりに取り出してみて電源を入れたら、画面がまったく映らなくて、データも読み出せなくなっていた。なんとかしてほしい。
お子様の笑顔、ご家族の思い出が詰まったビデオカメラのご依頼です。
この手のご依頼は闘志は燃えるんですけども、ダメなときはやっぱりダメだったりするわけで・・・。そういうときのガッカリ感が半端ないので、嬉しい反面、頭は重たいといった感じでしょうか。
お客様に良いご報告ができることをイメージして!
さて、今回お預かりしたのはこちら。
PanasonicのHDC-HS100。一昔前のハードディスクタイプです。ハードディスクならなんとかなるかも・・・と淡い期待を胸に、まずは現状確認。
電源を入れると
こんな状態。HDDのアクセスランプは点きっぱなしで画面には何も映らず。
しかたがないので電源を切ろうとしても
切れない。なんとも摩訶不思議。
お客様のお話では、100回に1回の確率でちゃんと電源が入ることがあるということでしたが、さすがにその奇跡にかける余裕がなかったもんですから、一気に本丸へと攻め込みます。
この持ち手のところのネジをいくつか外してやると
こんな具合になります。
ここからペラッペラのケーブルに気をつけながらLIF形式のハードディスクを取り外します。
取り出したハードディスクは専用の外付けキットへ。ハードディスクに大きなダメージがない場合は
見事に映像を復旧。
諦めかけていたお客様にご連絡しお喜びいただきました。この瞬間が、ほんとたまりません。お客様もニッコリ。私もニッコリ。
ご利用ありがとうございました。